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QK小学校のおままくん ko-chan ページ13

「またその動画見てるの?」
「だって好きなんだもんこのこうちゃん」
「ふーん」

俺の部屋に来てソファでダラダラと俺の出てる動画を見て好き好き言ってるのは彼女のAちゃん。
そりゃあちょっと複雑な気持ちで、目の前に本物いるのになんで動画の俺を優先するのかなんて思ったり。

「ねぇ何でそんなにその動画好きなの?」
「だって皆小学生になってるの可愛いんだもん」
「そっかぁ」

目の前の俺より小学生の俺の方がいいってこと?は?
仮にも俺彼氏だよ?酷くない?え?

みっともないけど嫉妬してるのは事実だから仕方ない。

『お母さんには言わないでください。』
「ふふっ」
「何回みてもこのこうちゃん好きなんだよね〜」

さっと立ち上がって

「ん?こうちゃん?」

君の目の前に立つ

「拗ねてるの?」

スイッチ入ったら止まらないの知ってるでしょ?

「こーちゃーん」

ここに来てちょっと罪悪感

「おーい」

でもこれでお互い様だから許してね

「こうちゃんってば!」

バッと君をソファに押し倒したら

「ちょっこうちゃん!?!?」

もうこっちのペース

君にとっておきの口付けを

「んっ.........///」

酸素が足りずに胸を叩かれたら甘い時間は一時停止。

「ねぇこうちゃんそんなに嫌だった?」
「.........」
「こうちゃん?」
「そんなに小学生の俺の方が好き?」
「小学生のこうちゃんも好きだけど、今目の前にいるこうちゃんが一番大好きだよ。」

あれだけ好き好き言ってたのにねぇ、本当か?

「だって小学生のこうちゃんだったらこんなこと出来ないもんね」
「な、それずるいって」

前言撤回。

「もちろんそれ以外のこうちゃんも大好きだよ。」
「......言ったよ?」
「うん」



「俺もAが大好きだよ。」




小学生の俺へ、お前はこんなに愛おしい人に可愛いとか好きとか言われる世界一の幸せ者だ。




でも




十数年後の俺はそれ以上に愛されてるから宇宙一幸せだよ。




┈┈┈┈┈┈
作者より

短編集一位、全体ランキング過去最高ありがとうございます!へっ!なんでこんなダメ作がとか思わず自分なりに胸張って書いてるので嬉しい限りです。まだまだ小説と呼べるほどの代物でも無いですし、至らない点の方が明らかに多いですからね。日々精進していきたいと思います。

引き続き楽しんでください。

神の手のひらで kwmr→←序論の解説(見なくてもいいよ)



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設定タグ:QuizKnock , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:しろまる | 作成日時:2019年8月6日 14時

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