28話 ページ29
.
.
目が覚めると、私はまた部屋のベッドの上にいた。
もう随分とこの部屋にもこの真っ白のベッドにも慣れてしまった。
きっと私はうらたんに縋り付きながら、そのまま泣き疲れて意識を手放したのだろう。たぶんうらたんが部屋まで運んでくれたんだ後でお礼は言わなければ。我ながら赤ん坊のようだと思うが、そうなるぐらいにはこの環境は私を弱らせるのだ
...違うか。私は元々、弱いんだ。それこそ何も知らない赤ん坊のように。
(...ていうか、)
「お風呂、入りたいな、」
恐らく、というか絶対。
ここに連れこられてから、お風呂に入っていないのだ。もちろん、シャワーは浴びている。血液が身体中についたりしたのを落としたりするために。
でも、ゆっくり湯船に浸かるということをしていない。元々お風呂が好きであの時間が一番幸せと言っても過言ではないぐらいだ。
でもどうしようか。着替えもないし、勝手にお風呂をためるわけにもいかない。
多分、センラさんあたりに声をかけたらいいんだろうが...
(...怖い、とか。)
.
神様というものは、何故こうも意地悪なのだろうか。いや、もしかしたら私が嫌われているだけなのかもしれない。
...部屋を出た瞬間、狙ったかのようにセンラさんが歩いてきたのだ。
そしてもちろん部屋から出ようとする私を視界に捉えて、あの貼り付けた笑顔でツカツカとこちらへ来る。
「どうしたんですか、A。」
『せ、センラさん。』
「...そんなに怖がらんでも、取って食ったりせーへんよ。どうしたの?」
やっぱり、こう普通に昔のように優しくされると
調子が狂う。
.
.
私って、結構間隔開けて文章作ってると思うんですけど、詰めて書いた方が読みやすいですか?
どうなんだろうなと思いまして、、私は間隔を開けるくせが前からあるのですが、、
てかその前にもっと更新しろよって感じですよね頑張ります笑笑
新年、あけましておめでとうございます。
皆様、良い一年になりますように。
私は新年早々風呂で滑って頭を強打しました←
387人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なすび(プロフ) - いっっったそっ!と思いながらもウッヒョぉーなんて言いながら読ませてもらってます更新頑張って下さい! (2020年7月20日 1時) (レス) id: 5a02bd7bfb (このIDを非表示/違反報告)
わか - うっ...。自分がこんな立場にいたら絶望するけどうしさせだからいいんだ...。語彙力ありまくりですよ...。ありよりのありですよ..。これからの展開が楽しみです..(瀕死)。 (2020年7月2日 17時) (レス) id: 10b66fbb96 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 桜さん» ああ、勿体ないぐらいのコメントありがとうございます!感情については頑張っているところでもあるのでそこに触れて頂けると本当に嬉しくて、、更新頑張れます!!笑 嬉しいお言葉ありがとうございます!! (2018年12月18日 20時) (レス) id: d01fc0ec58 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 素敵な作品ですね…!センラさんの反比例する感情の書かれ方とか坂田さんの純粋さに隠れた狂気も、主人公の絶望の中で希望を捨てきれない複雑な心情も読んでいて引き込まれます…更新頑張ってください!楽しみにしております! (2018年12月18日 20時) (レス) id: ee303c023d (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 心愛さん» ありがとうございます!!どんな形でもバッドエンドにはしないので、これからもよろしくお願いします!! (2018年12月1日 22時) (レス) id: d01fc0ec58 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りんごあめ | 作成日時:2018年10月7日 0時