マリーゴールド (ページ3)

今日:2 hit、昨日:7 hit、合計:10,710 hit

3 ページ3

@Jesse side

ちょっと仕事がはやく終わって、明日も朝ははやくないからお気に入りの隠れ家である、マスターと知り合いでもあるお店に入る。慎太郎も一緒だ。

マスターにひとこと声をかけていつもの席に座る。

いつもと同じものを頼んで、近況を話す。

慎太郎と話し込んである程度時間がたった時にマスターから声をかけられた。

「ごめん、ちょっとあの女の子起こしてくれない？」

ごめん！なんて言いながら俺たちに頼んでくる。

時間は23:30。電車が危ない。さっきまで運休してた電車も再開していたみたいだし、起こしてあげようって慎太郎が。

『すみませーん、起きてくださーい』

普段人見知りしない俺だけど、さすがに女の子を起こすのはドキドキした。

やっと目を開けたその女の子は漫画である目をまん丸にしてるっていう表現がピッタリと言うほどの目を開けてて、驚いている。

「あ、え、あ、はっすみませんっ、え、」

かなり動揺していてほっぺをつねったり叩いたりしてる。

「寝ちゃってました、、ほんっとすみません、えっと…」

『全然！良かった！！！！』

良かった良かったと思っていると、すんごい申し訳なさそうな顔をしてる。

「あの、えっと、ジェシーくんですか、」

『俺のこと知ってるの！？』

「知ってるも何も、、！！あのほんっとにすみませんでした！絶対絶対このことは言いません！！神に誓ってもいいませんから！！！ありがとうございました！すみませんでした！」

って早口で行ってお会計をして外に出ていった。

慎「なんか嵐みたいな女の子だね笑」

『俺、ちょっと友達になりたいかも』

だってあんな驚き方面白いじゃん。俺、あぁゆうの好きだもん。