刀よりもスマホが欲しいのですが。【鬼滅の刃】

43.怒ってます？ ページ46

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『えっと…？柱合会議にいた柱の…』

「胡蝶しのぶです」

ニコニコと微笑みながら名を教えてくれるしのぶさん。

『あの、なんか怒ってます…？』

私が恐る恐る聞いてみるとピキっと青筋が浮き出る音がしたような気がした。

「当たり前ですよね、そんなに重傷ならあの時話を聞くことをあとにすることだって出来たんですよ。馬鹿みたいに騒いでたのでそんなにひどい怪我だとは思いませんでしたよ呼吸で止血してたみたいですし余計に気がつきませんでした。
もう少しで死ぬところだったんですよ？
自分の身体を大切にしてください」

『すみませんでした…』

辛辣だけど優しい言葉が胸に刺さる。
でもね、あの時『ほんとに怪我酷いんで治ってからでもいいですか？』的なことを言ってたら私確実に不死川さんに殺されてたと思うわけですよ。
致し方なくない？？


「まぁでも怪我の具合も寝て少しは回復したみたいですし様子を見ながら明後日からAさんも技能回復訓練に参加してくださいね。善逸くんは明日からです。では、ゆっくり安静にしていて下さいね」


『了解です！』


しのぶさんは言い終えると部屋を出ていった。
柱だもんな、忙しいよね。


そして「技能回復訓練」という言葉を聞くと怯えたような顔になる炭治郎と伊之助。そんなにキツイ訓練なのだろうか。


ただ怪我は良くなってきたとはいえ完全に感知したわけではないので痛い。

今の私に出来ることは寝て、しっかり休むことなのでしのぶさんに言われた通り安静にしていよう。


『私もう一回寝るね、おやすみ〜』


「おやすみA、ゆっくり休んで早く良くなるんだぞ」

『ありがと炭治郎』


明後日から技能回復訓練。
しっかり気合い入れて、本調子に戻るんだ。

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