刀よりもスマホが欲しいのですが。【鬼滅の刃】

41.夢を、見た ページ44

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夢を見た。

それは楽しい夢ではなかった。
面白くない夢。

私はいつの間にか元の時代に戻っていて
喜んでいたはずなんだけど、

みんな、私のことを覚えてないの。

『お母さん、ただいま！』

私が家に帰り母に抱きつきながら言うと、

「…誰？」

って変なものを見るような目で私に言うの。

どういうこと？と言う疑問を母にぶつける前に母は私のことを家から追い出した。

嫌だ、嫌だ

＿＿＿＿嫌だ！！


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


『＿＿ッ！！ハァハァ…』

そう。夢だったのだ。
最悪な夢だな全く。
目を覚ますと私はベットの中にいて
時代はまだ大正時代。元の時代に戻れないままだ。


今見てた夢みたいな展開になるならこのまま戻らないでずっとここにいたいかも…なんてね。


「A…！？Aっ目覚ましたのね！？良かったぁぁぁあ！！」


横を見ると身体が手足が小さくなっている善逸がいた。
私からしてみれば久しぶりに見た馴染みのある顔に、ようやく安心できた気がしてすぐさま起き上がり善逸に抱き着く。

『善逸〜！！私、生きてる！！善逸も生きてるね、良かった。良かったぁ…』


「ぇぇぇええ！？A！？どうしたの！！？！」


急に抱き着かれてびっくりしたのか挙動不審になる善逸。うん、いつもの善逸だ。


「A絶対俺の事好きだろ！！結婚！！？！結婚しよっか！！！」

『…しない』

少し話すとなんだかまた眠くなってきた。
もう一回寝ようかな、と思い自分が寝ていたベットに戻ろうとするが力が入らない。

『善逸、ごめんだけどここで寝かせてもらってもいい？』

「えっ、なんで！！？！」

『力入んなくてベットに戻れない…。なんか善逸ちっさくなってるし二人で寝れるよ。うん！！寝れる！！おやすみ』

「やっぱり俺の事好きでしょ？！！なにこれなにこれ嘘すぎじゃない？？」

なんて声もだんだん小さくなってきて私はまた眠りにつく。

＿＿今度はいい夢を見れそうだな。ありがとう善逸。

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