刀よりもスマホが欲しいのですが。【鬼滅の刃】

30．箱から美少女 ページ33

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「善逸は本当にいい奴だな。ありがとう」

「おまっ！そんな褒めても仕方ねぇぞ！！うふふっ」

「俺は鼻が利くんだ。最初からわかってたよ、善逸が優しいのも強いのも」

「Aも、優しくて真っ直ぐな匂いがするあと嗅いだことないような不思議な匂いも少しするけど」

突然話しかけられビクッとする。匂い…？？不思議な匂いってなに？？


『竈門くん…。もしかして私臭かった…？』


「いやいやいやいや！断じて違う！！Aは安心するようないい匂いがする！」


不安に思ったことを言うと竈門くんは全力で否定する。良かった、臭くはないようだ。
私だって15の女の子ですから！！
同じくらいの男の子に臭いなんて言われたら立ち直れないからね！！？！


「カタカタッ」

『「うわっうわっえっ？出てこようとしてる！！出てこようとしてる！！」』

鬼が入っているという竈門くんの箱が音を立てて、見事に私と我妻くんの声がハモる。
竈門くんは「大丈夫だ」なんて言っているけどこちらは全然大丈夫ではない。


ギィィィィィと音を立てて箱が開く。

まってまって心の準備が。我妻くんなんかめっちゃ叫んでるよ私も叫びたいよ。

そんな恐怖もどこへやら、ひょこっと出てきたのは禰豆子と呼ばれる超絶美少女だった。


『か、可愛い！！！！！！！』


髪の毛の毛先の色や雰囲気からして竈門くんの妹ちゃんだろうか？私は思わず禰豆子ちゃんに抱きついた。

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