刀よりもスマホが欲しいのですが。【鬼滅の刃】

13．怒らせてはいけない人 ページ15

．


「Aから手を離せ！！離さないなら折る！！」

「ああ？なんだテメェはやってみろよ！！」

まぁ折るって言っても脅しみたいなものでホントに折ったりはしないよね、うん。

それにしても私なんかを助けてくれるなんて竈門くんイケメンすぎかよ。


なんて呑気なことを考えていると「ミシッ」と音を立てて竈門くんはモヒカンくんの腕を折った。



折った！！？！マジで折ったよこの人…。
これは怒らせてはいけない人だわ竈門くん。


「大丈夫か？A」

『う、うん。ありがとう』

心配してくれる竈門くん。とても優しい。でもね、骨はそんなに簡単に折るものじゃないと思うんだ。一応これから一緒に戦っていく仲間なんだしね。





それから女の子達に促され日輪刀の元となる鋼を選んだ。全部ただの鋼で違いが何もわからなかったのでコレだ！と思ったものをなんとなく選ぶ。

竈門くんは匂いで選んでた、この子何者なの…




隊服を作るための寸法やらを測り終わり、ようやく帰宅する為に歩く。


本当は最終選別で合格した時の場所で我妻くんも竈門くんも生き残ってたしちゃんと声をかけようと思っていた。

だが色々あり(主にモヒカン君の件)すっかり話すタイミングを見失ってしまったのだ。

『うん、今度もし会えたらちゃんと話そう。それまで生きてないとね！！』


その為にはまずは帰らなければならない。


『待って待って待って私身体中ボロボロだし帰れる気がしないんだけど。あっ、死ぬわ』


果たして私は無事に帰ることが出来るのだろうか。

14．無事だよ→←12．見てるだけなんて

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す