【wrwrd】転生してもやっぱり表情筋は動かない4【学パロ】

生徒会入り ページ31

私とグルさんが生徒会室に戻ると何だか出る前とは雰囲気が違った。

―主に大先生の。

何か吹っ切れたような顔をしていて、こっそりエミさんに何があったのか聞いたらシャオちゃんが私たちが出て行った後大先生を連れ出したんだとか。
だから詳細はよくわからないそうだけど…何を話したんだろう？
そんなシャオちゃんはシッマと何か楽しそうに話している。
ざわざわと話し声がする中、グルさんが咳払いを一つすると、途端に静かになった。

gr「さて…。話し合いの結果、真白が生徒会に所属することになった。反対の者はいるか？」

誰も手を挙げず、歓迎はしてもらえているのだとホッとする。

gr「よし。では真白はこれから生徒会の仲間だ。歓迎するゾ！」

『えっと…これからよろしくお願いします』

ぺこりと頭を下げればパチパチと拍手を返された。
拍手が収まると、エミさんがグルさんと私の方を見た。

em「それで…真白さんにも何か来ていたんですか？」

…そうだった、その問題があった。
グルさんはチラリと私の方を見て答える。

gr「ああ。だが内容については彼女のプライバシーに関わる事だから伝える事はできん」

os「けど教えてもらわんと、手掛かりになるかもしれへんのやろ？」

gr「いざとなったら俺が判断する。それに今のところはこちらの物だけで充分だろう」

グルさんがそう言うと、とりあえず皆納得はしていなくても引き下がってくれたようだった。
ううむ…味方になると本当にこの説得力とか…凄い。

os「まぁグルッペンがそこまで言うなら…。そんで？俺らはどう動くのん？」

gr「ロボロ、大先生は花壇と掲示板及びその周辺の監視カメラの確認を。夏休みの事件の分もな。体形くらいしかわからないかもしれないが、念の為この学校で同じ者がいたらそちらもピックアップしておいてくれ。…学校関係者の犯行とは思いたくはないがな」

rb「了解や」

ut「え、僕も？」

gr「お前夏休みの時やったことくらい覚えているだろう？期待しているぞ？」

私が攫われた時の事を指摘された大先生は苦笑いして了承した。

ut「あいよー」

gr「エミさんとオスマン…それと念の為ひとらんも、あの時の女生徒にもう一度話を聞いてきてくれるか。どんな小さな事でもいい。手掛かりを探してくれ」

os&em&ht「「「了解」」」

gr「ショッピ、チーノ。お前たち筆跡鑑定とか出来るか？」

pi「パソコンがあれば」

gr「掲示板の物は直筆で書かれていたから鑑定を頼む」

pi「了解っす」

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