スキに意味なんてない。【オリジナル小説】

＃２２ ページ24

あなたside



『よぉし！』


すると、後ろから少し高い男の人の声が聞こえた。


「ねぇちゃん、どうした？」


私の弟だ‥‥。


『うーん、人生で一番緊張するようなことの計画を立てていたの。』


「ふーん。頑張りな。」


『ええ‥‥？ 分かったの？』


「まぁ、そのくらい分かるよ。でも、なんでリビングでやるかなぁｗ」


『じゃあ何？ 言ってみなさいよ‥‥！』


「告白でしょ？ こ・く・は・く」


『大声で言うなー！ お母さんに聞こえるじゃん！』


「判りやすいなー。だって、ねぇちゃんたまに、ボソボソ何かつぶやいてるもん。」


(ウソ‥‥！ うわ〜、まさか自分の弟に聞かれるとは‥‥。)


「まぁ、恋愛については、これを見な。

　どーせ、自分では何一つ考えられてないでしょｗ」


『何ーー！ 今、なんつった？！』


「だーかーら、ねぇちゃんはテンパり過ぎなんだよ。

　恋愛の一つや二つ、失敗したっていいじゃん。言っとくけど、恋愛は経験勝負だよ？ｗ」


『彼女のいない、小５に何がわかるっ！』


「まぁ、ねぇちゃんみたいに無能なのに勉強すらしない人間と違うんでねｗ

　とりあえず、これを見てみてよ。」

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＃２４までは会話文が中心になってます。(´･ω･｀)

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