恋とは何者か。 2nd season __kishi yuta__ (ページ15)

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ライブが終わってから、すぐに優太くんからLINEがきた。

『今日、いたでしょ？』

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怒られるかな？

何で返そう...

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『いた、かも。』

『なに、いたかもって(笑)』

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すぐにレスポンスがきた優太くんの様子は、
怒ってなさそうで安心した..

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『明日会える？』

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続けてきた優太くんのメッセージはそう書かれていた。

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嘘、ほんと？

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久しぶりに、胸の高鳴りが止まらない。

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いくらライブで見たからって、全然違う。この感覚。

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『仕事、大丈夫なの？』

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『終わってからでもよかったら！』

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『そんな無理しなくても大丈夫だよ。』

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かわいくないな、私。

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『無理なんかしてないよ。
会いたいから会いたいって言っただけ！普通でしょ？』

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ずるいよ、優太くん。

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さすがアイドルだなぁ〜..

こんな時だけ、都合よくアイドルとかいって。

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『じゃあ、明日お仕事終わったら連絡下さい。」

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『了解です！！！』

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はぁ〜...

携帯と共にベッドに倒れ込み、

天井を見上げた。

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嬉しい。

素直に、すごく嬉しい。

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明日会えるんだ..

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平気だと思ってたけど、

思ってる以上に私は

優太くんに会いたかったみたい。

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