恋とは何者か。 2nd season __kishi yuta__ (ページ12)

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時はそれなりに

進むのがはやくて、

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気付けばライブまで

一週間をきってた。

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それに並行して、

優太くんとは殆ど会えてなくて

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同じ都内にいるのに、

相変わらずの

中距離恋愛だった。

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優『落ち着いたら

話したい事があるから

会おう。』

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こんな連絡が、2日前にきた。

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話したい事ってなんだろう？

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全然想像もつかなくて、

悩みも出来なかった。

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嫌な事じゃなかったら..

いいな。

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貴方は会えるのが

まだ先だと思ってるけど

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私は来週彼を見る事ができる。

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なんだか凄く不思議な気持ちになった。

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少しでもライブに溶け込めるように、

何曲かはリサーチして覚えた。

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優太くんってこんなに曲覚えてるんだ..

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私なんか、ほんの数曲覚えるのでも大変なのに

やっぱりすごいな..

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ライブ当日、

亜紀と会場に行くと

ファンの人たちでわんさか溢れていた。

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取り敢えず、ペンライトだけ購入。

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甲高い話し声や、笑い声、

歩いてると凄く

スローモーションに見えた。
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改めて周りを見ると、

とてつもない不安に襲われる。

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私は、

この人たちを敵に回して

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この人達を裏切るような事をしてるんじゃないか。

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優太くんは、

どう感じてるんだろう？

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こう思う事が逆に

"調子に乗ってる"なんて思われるのかな..

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今日は、

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貴方の

一ファンです。

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