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ヒ ト ア サ リ ページ6

___________

Aside

宇髄さんと私は山の麓の集落へと向かう。
相変わらず、距離を詰めてくる。

『宇髄さん、離れてください。私が人と近寄る事を嫌っているのはご存知ですよね?』

「おう、分かってんぞ」

『分かってるのなら離れてください?』

宇髄さんは何を考えてるのか全くわからない。
女性のことなら柱の中で1番分かっていそうなのに

「潔癖症、治んねぇのか?」

『治そうとは思っていますが、どうにも
私の心がそれを許さないみたいです』

「(過去になんかあったってことか...?)ま、なんかあれば俺に話せよ。いつでも聞いてやるからよ」

『...その時が来れば、お話しますよ』ボソッ

「きゃぁぁ!!!」

『悲鳴?集落の方からですね。急ぎましょう、宇髄さん』

「おう!」

____________

『ッ...酷い血の匂い...』

「こりゃひでぇな...おいA、お前は集落の
人らを避難させろ」

『宇髄さんだけ鬼の所へ行くのはずるいですよ。
私は人に触れる事ができませんから、宇髄さんが
避難させに行ってください』

宇髄さんが上からジッと見つめてくる

『やめてください、視線を感じるのは苦手ですよ』

「お前に何かあった時が怖ぇから一緒に行ってやるよ」

返事を待たずに鬼を探しに行く宇髄

何なんですか、本当に。
人の話も聞かないし。

宇髄の後を追い、鬼を探し始める

血塗れの死体からはまだ鮮血が流れてる...
付近にいるはず...

「い"やぁぁぁ!!」

『宇髄さん、あっちに』

「わーってるよんなこと!!行くぞ!!」

Aが刀を柄から引き抜く

-- 伍ノ型 雨御伽・光雫 --

刀が光った途端、素早く移動し始める。
月は半月だから通常の20倍くらいの速さ。
まあ速い方だと思う

__見えた

女性を喰らおうとする鬼の首に狙いを定める

スパッ

『汚らわしい。来世では、綺麗になって。』

「へぇ、君、とても美味しそうだね」

ッは...?首を確かに斬ったはず...
それにこの鬼...似てる...似すぎている...

“ 私の家族を喰った鬼 ” に______

「4年前に出会った綺麗な子と似ているよ!
もしかしてその子なのかなあ?」

此奴だ

私から全てを奪った鬼

『4年ぶりに会えてよかった、“ お前 ”の首を
取れる日が来るなんてね』

「A!一人で勝手に行くんじゃねぇよ。
こいつか。この辺の人間を喰ったのは」

「あはは!まさか鬼狩りになってるなんてね!
ここで会えたのも何かの縁、今夜はとても楽しく
なりそうだね...__」

______________

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すンず - すごい面白いです!更新頑張って下さい!応援しています!! (2019年10月31日 21時) (レス) id: 6823c0d55a (このIDを非表示/違反報告)
凜檎姫(プロフ) - 優しい無惨さん» コメントありがとうございます!更新めちゃくちゃ頑張りますぅぅぅぅ!!!(っ'ヮ'c)ウゥッヒョオアアァアアアァ (2019年10月19日 13時) (レス) id: f28697a51e (このIDを非表示/違反報告)
優しい無惨 - 面白いです!更新頑張ってください(`▽´)ヒヒヒ (2019年10月19日 11時) (レス) id: 2bdd2e1078 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凜檎姫 | 作成日時:2019年10月18日 18時

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