オ モ テ ウ ラ ページ16
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Aside
ご飯を食べたあと、無一郎くんは帰りました。
ひとまずお風呂に入ろうかな、汚いし。
お風呂で思ったけど、温泉行きたいなあ
潔癖症じゃなかったら甘露寺さんとかと
行ってみたい...
「A様A様、御館様様ガオ呼ビデス」
『こんな時間に...珍しい。残念だけど、お風呂は
帰ってきてからね』
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「突然呼び出してしまって申し訳ないね、A」
『いえ、御館様のお呼びであれば。』
私は御館様の屋敷に上がらせてもらった。
面と向かって、二人きりで話す事は初めてだ
『御館様、私に何か用がおありでしたんでしょう?』
「...実はね、A宛にこんな文が寄せられていたんだよ」
御館様から丁寧に封された文を受け取る
封を解き、文の差出人の名前を見る
“ 鬼舞辻 無惨 ”
『き、鬼舞辻..?!』
思わず、文を投げてしまう
「何故だか知らないけれど、Aに宛てて来ていたんだ。中身は本人がいないと見れないからと思って今日は呼んだんだよ」
み、見たくない。この文を鬼が書いたと思うだけで
少し気が悪くなる...けど...見なきゃいけない..
パサ...
“ 宛 凪沙川 A ”
私は鬼舞辻 無惨。貴様たち鬼狩りを皆殺しに
すべく、鬼を統べる者だ
A、お前にこの文を送ったのは私の意思を伝える
ためだ。私はお前を気に入った。
十二鬼月である上弦の弐との戦いで、酷く感じる
ものがあった。近々、貴様を迎えに行く。
“ 差 鬼舞辻 無惨 ”
『...どういう事なのか、よく分からないのですが』
「鬼舞辻が直々に出てくる、という事だね。
そうなると...Aの周りに隊士を置いておく
方がいいかも知れないね」
なぜ、鬼舞辻が私を?上弦の弐との戦い...
あの鬼は、十二鬼月だったのか..
「御館様、失礼致します!」
ゆっくりと襖を開くと、緊張でなのかぎこちない
笑顔を浮かばせる甘露寺がいた
『蜜璃さん?』
「蜜璃、こっちへ来なさい」
私と1mほど間隔を空けて座る甘露寺
気遣いがとても細かくてありがたい
「ちょうど二人に話があってね。本当にいい機会だよ。Aの背中の傷が癒える当分の間、二人には
新人隊士の稽古をつけてもらいたいんだ。」
『新人隊士...最近の隊士が弱いからですね。
確かにそれはとてもいい案だと思います』
「それとともに、蜜璃にはAの護衛をしてもらうよ」
護衛?と首を傾げる甘露寺
「Aはね、鬼舞辻 無惨に狙われているんだよ」
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すンず - すごい面白いです!更新頑張って下さい!応援しています!! (2019年10月31日 21時) (レス) id: 6823c0d55a (このIDを非表示/違反報告)
凜檎姫(プロフ) - 優しい無惨さん» コメントありがとうございます!更新めちゃくちゃ頑張りますぅぅぅぅ!!!(っ'ヮ'c)ウゥッヒョオアアァアアアァ (2019年10月19日 13時) (レス) id: f28697a51e (このIDを非表示/違反報告)
優しい無惨 - 面白いです!更新頑張ってください(`▽´)ヒヒヒ (2019年10月19日 11時) (レス) id: 2bdd2e1078 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凜檎姫 | 作成日時:2019年10月18日 18時