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ハ ナ ビラ ノ ヨ ウ ページ19

______________

甘露寺side

Aの鎹烏に案内され、大広間へ向かう

こんなに広いとすぐ迷っちゃいそうね...

「此処デス」

カァーと一鳴きすると鎹烏はどこかへ飛んでいく

あ、開けてもいいのかしら...

「し、失礼しますっ」

恐る恐る襖を開ける。
そこには、真ん中で正座をしているAがいた

『蜜璃さん...?どうされました?』

「え、ええと、Aさんの鎹烏に呼ばれたんですけど...」

Aさんは一瞬考え、すぐに微笑む

『汞が呼んでくれたのですね、ちょうど良かった』

立ち上がったと思ったら、Aさんは飾ってあった
刀を取り始めた

『実はこの刀、私の姉の刀でして。
あ、こっちのは私のですけれど』

柄にしまった刀の片方を私に渡しにくるAさん

『この刀を使って、私と少し手合わせしませんか?』

...?手合わせ...???私と、Aさんが??

「え、えぇ!?」

『蜜璃さんのような特殊な刀では無いので
扱い辛い所もあると思いますけれど』

「え、えと!その、えぇ?!」

『たまには良いと思ったので。どうですか?』

きゅ、急な事ですごいびっくりしちゃったけど
Aさんから誘われるなんて事滅多に無いわ!

これを機にAさんとの心の距離を縮める事が
できたら嬉しいわね!やりましょ!

「ぜひっ!Aさんとお手合わせできるなんて
すごく嬉しいです!」

Aさんとお手合わせするなんて初めて!!
き、緊張するわ!

『この大広間は広いですから、十分ですよね。』

刀を構え、私に視点を定めるAさん

「お、お願いします!」

その瞬間、開いていた縁側の襖から藤の花の花弁が
大広間へ吹き込む

キィンッ

「ッ?!」

『花弁に気を取られてしまいましたか?
美しいですけど油断していると斬られますよ』

「わ、分かっています!」

負けじと応戦する。が、振り下ろした刃は
ひらりと避けられる

流石Aさんね...太刀筋も綺麗でカッコイイわ!
負けていられない!

「っやあ!」

Aさんは短距離の接戦が得意じゃ無かったはず!
周りに入れば少しは隙ができるはずだわ!

『素早いですね、それにその柔軟性素晴らしいです、けど』

刃を甘露寺の首元に近づける

『周りに入ろうとするあまり、防御が欠けて
いますよ』

「ッはぁ、はぁ...」

攻撃に夢中で、防御がかけていたなんて...
それに、あれだけ動いて息切れをしてないなんて...

脱力のあまり、座り込む

コ コ ロ ノ カ ベ→←ア ザヤ カ ニ



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すンず - すごい面白いです!更新頑張って下さい!応援しています!! (2019年10月31日 21時) (レス) id: 6823c0d55a (このIDを非表示/違反報告)
凜檎姫(プロフ) - 優しい無惨さん» コメントありがとうございます!更新めちゃくちゃ頑張りますぅぅぅぅ!!!(っ'ヮ'c)ウゥッヒョオアアァアアアァ (2019年10月19日 13時) (レス) id: f28697a51e (このIDを非表示/違反報告)
優しい無惨 - 面白いです!更新頑張ってください(`▽´)ヒヒヒ (2019年10月19日 11時) (レス) id: 2bdd2e1078 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凜檎姫 | 作成日時:2019年10月18日 18時

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