マ バユ イ ヒ カ リ ページ15
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宇髄side
「ずっと1人で...苦しかったんだね...
誰にも言わずに、辛かったでしょ...」
『ッ...ぅ...』
なるほど、な。Aが隠していたっつのは
こういうことか。
Aと無一郎の話を、ひっそりと隠れて
聞いていた宇髄
聞き耳を立てるつもりは無かったんだけどな...
まあでも、そうか、Aはずっと俺らに
頼りたかったけど強がって無理してたんだな。
腕組みをしていた右手に力を入れる
なんか隠してることは気づいてたけどよ...
そこまで無理してることに気づけなかったのが
情けねぇ...
『...時透さん』
Aが無一郎の腕を解き、背を向けたまま
庭の真ん中まで歩く
『....ありが、とう』
後ろを振り向き、無垢な笑顔をするA
暮れ始めた夕日の光が綺麗に照らす
「!」
驚いた顔で固まる無一郎
『ねぇ、時透さん。私と、仲良くなって
くれませんか?』
「...何改まって言ってるの?僕はもう仲良いと
思ってたんだけど」
柔らかな微笑みを浮かばせる無一郎
『ふふっ、ありがとう!』
___....あぁ、俺じゃ無理なのか。Aのことを
笑わせることは...
今にも溢れそうな涙を堪え、Aの屋敷を出ていく
なんで俺、こんな泣きそうになってんだよ
今の俺は、派手にダサい。地味だ
______________
Aside
それから、私は自分の屋敷で時透さんと
夜ご飯を食べた。
人とご飯を食べるのが久しぶりで、すごく
楽しかった。本当の自分をさらけ出せれて
いま、すごく気分がいい!
『ふろふき大根、美味しいですか?』
「うん、美味しい。すごい美味しいよ」
『よかったです!』
「ねぇ、A。これからは敬語外してよ
さっきみたいにさ」
『う、うん!時透さ...む、無一郎くん!』
思い切って下の名前で呼んでみたけど...
ど、どうかな
「...ふふっ」
『な、なんで笑うの!』
「だって、いつものAとは真反対だから
つい、面白くて」
『そういう無一郎くんだって!いつもそんな
笑わないのに今日すっごい笑ってるよ!』
「だってAと心の底から話ができるんだもん
笑顔になるに決まってるじゃん」
年相応の無垢な笑顔をする無一郎
『...そんな顔するんだ無一郎くん、意外かも』
「あ、じゃあもうしない」
『意地悪..』
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何話か書いたら宇髄ルートAでも書こうか(謎)
宇髄失恋ルート(笑)
恋愛系にするつもり無かったのに恋愛系に...
コメ、高評価ありがとうございます!
これからもよろしくですッ!
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すンず - すごい面白いです!更新頑張って下さい!応援しています!! (2019年10月31日 21時) (レス) id: 6823c0d55a (このIDを非表示/違反報告)
凜檎姫(プロフ) - 優しい無惨さん» コメントありがとうございます!更新めちゃくちゃ頑張りますぅぅぅぅ!!!(っ'ヮ'c)ウゥッヒョオアアァアアアァ (2019年10月19日 13時) (レス) id: f28697a51e (このIDを非表示/違反報告)
優しい無惨 - 面白いです!更新頑張ってください(`▽´)ヒヒヒ (2019年10月19日 11時) (レス) id: 2bdd2e1078 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凜檎姫 | 作成日時:2019年10月18日 18時