46話 ページ48
『お前って分かりにくい』
五「僕もAが分かんなかったよ」
え、俺よく分かりやすいって言われるんだけどな…
五「僕のこと名前で呼ばないくせに傑と硝子は名前で呼んでさー、いっつも喧嘩売ってくるし『いやそれはお前じゃないの?!』
『別に俺だって意識して苗字呼びになったわけじゃないし…1年の頃はお前のこと嫌いだったから距離置きたくてそう呼んでたら最終的に名前で呼びづらくなっただけだし…』
五「それ十分僕の心に刺さってるんだけど泣いていい?」
傷ついた!という顔をしてる悟に特に返す言葉もなく歩く
五「僕は好きだったけどな」
『え、気持ち悪い』
五「酷いッ!!…でも真面目な話、入学した時にAを見た時、綺麗だと思ったよ?」
『俺男だし…綺麗なのはどちらかと言うとお前なんじゃないの』
風によく靡く白髪で、ウザイが顔も良く、声も良く、なにより透き通るような2つの青い眼
『ンー、やっぱり今思えば案外嫌いじゃなかったかも』
____
五条side
『ンー、やっぱり今思えば案外嫌いじゃなかったかも』
そう言ってにぱっと悪戯をしかけた後のような笑顔で笑うA
僕は嫌いどころか大好きなんだけどね
Aを一目見た時、さっきも言ったけど綺麗だと思った
僕が白ならAは黒
高専の時の僕はわりとひねくれてたけど、僕と真反対の色で輝く瞳が今まで見てきたこの汚いクソみたいな世の中で唯一綺麗だと思えた
生まれた時からずっと「化け物」だとか「恐ろしい」だとか、散々言われてきた。まあその通りなんだけど
だから高専に入っても周りは近寄って来ないもんだとばかり思ってた
でもその予想は見事に外れて、Aは俺に入学初日から話しかけてきた
『俺一瀬Aね!お前なんて名前なの?』
その発言に心底驚いた。きっと目も見開いてたと思う
僕を知らない呪術師がこの世にいるのか、と
五「…五条悟」
『五条悟?うーん……なんか聞き覚えあるけど、あ、もしかして呪術師の家系?まあなんでもいいや、よろしく、五条』
五「別につるむ気とかねぇから」
『…はぁ?!』
あー、つくづく思う。ほんと、もう少し可愛い反応してればよかった…「よろしく」くらい言い返して、握手のひとつでもするべきだった。クソ、調子乗んなよガキの僕
『悟?どうかした?』
五「AはAが思ってるより綺麗だよ。僕が言うんだから間違いない」
首を傾げるAの頬を撫でてそう言った
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いちご牛乳(プロフ) - 砂糖さん» ああああ‥‥ありがとうございます、、嬉しいです!!やっぱり絡み見たいですよね( ˙-˙ )笑書けたら書こうと思います(●´▽`●)頑張ります〜!! (2020年10月28日 0時) (レス) id: 78f1b03d1a (このIDを非表示/違反報告)
砂糖 - いつも更新お疲れ様です!!男主の小説が少ないのでこの小説を書いてくださって感謝しかないです。年齢制限の絡み…気になります()無理のない程度に更新頑張ってください、応援してます! (2020年10月26日 22時) (レス) id: f640eaedb5 (このIDを非表示/違反報告)
いちご牛乳(プロフ) - りんたろうさん» そんなふうに言って下さるととても励みになります…年齢制限のものは書ける暇があったら書こうと思います(^-^)頑張ります!ありがとうございます(´;ω;`) (2020年10月21日 17時) (レス) id: 78f1b03d1a (このIDを非表示/違反報告)
りんたろう(プロフ) - いつも面白くて読ませて頂いています!!!!年齢制限のやつ…とてもみたいです()このご時世ですのでお身体に気をつけてお過ごしください!楽しみにしています! (2020年10月21日 3時) (レス) id: ba7f2d4d8d (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ - 復活待ってます!すごく面白かったです! (2020年6月28日 20時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご牛乳 | 作成日時:2020年4月11日 3時