どうも、高専教師やってます。

24話 ページ26

フワッと草木が揺れて削がれていく。改めて本物を見ると恐ろしい術式だな全く。

五「一件落着！」

『ってわけにもいかないな』


＿＿＿＿




伊「続いて人的被害です」

伊「二級術師三名。準一級術師一名。補助監督五名。忌庫番二名。高専に待機していた術師で、五条さんや夜蛾学長と別行動だった方達ですね」

硝子からの報告はまだらしいが、前に七海が遭遇した呪霊の仕業でほぼ間違いないとのことだ

それを聞いた悟は大きく舌打ちをした

歌「この件って学生や他の術師と共有した方がいいですかね」

楽「…いや」

夜「上で留めておいてもらった方がいいだろう。呪詛師界隈に特級呪物流出の確信を与えたくない。捕えた呪詛師は何か吐いたか？」


伊地知の話によると、その呪詛師は口が堅いわけではないらしい

まともじゃない、要領を得ない発言が多く、ただ今回の襲撃に関しては自分は取引の上、命令されてやったに過ぎない、ってな



『性別不明のオカッパ坊主のガキぃ？心当たりは？』

五「なーし。適当こいてるだけじゃない？自白に強い術師いないの？」

歌「そもそもなんで呪霊や部外者が天元様の結界抜けられたのよ」

五「それは生徒たちが相手にした特級呪霊のせいだと思う」

『…ああなるほど。たしかにあの気配は呪霊というより精霊に近しいな。天元様も植物には機能しないってわけか』

俺がそう言うと悟は「そゆこと」と頷いた


歌「とりあえず今は学生の無事を喜びましょう」
夜「だが交流会は言わずもがな中止ですね」

『え、中止にしちゃうの？』

五「それは僕達が決めることじゃないでしょ」



＿＿＿＿


三輪side



こんにちは！どうも役立たず三輪です！

自分で役立たずとは言いつつも「まあそこまででもないっしょ？」と思っていました

でも特級呪霊の襲撃で皆が命懸けで戦ってる中、爆睡ちゃんをかましてしまい肩身が狭いです

あと私の刀折ったの誰ですか？真依のお姉ちゃん？


そんなこんなで中止と思われた交流会、とりあえず一日休みを挟んで、



五「プレイボーッ！！」

私達は今、野球をしています




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Aside



五「っつーわけでさ、色々あったし人も死んでるけど、どうする？続ける？交流会」

そう言われた悠仁は、うーーん、と首を捻って唸り声を上げた

そこでまた別の気合が入った声を上げた男がいた


東「当然。続けるに決まっているだろう」

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