龍柱様はハイスペック！【続】 (ページ27)

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《たまには誘ってみよう作戦編》ページ27

※大丈夫？だと思いますが、一応背後注意ですッ

―――

ある日の真昼間

今日は任務も入っていないから、俺は宇髄邸の縁側でお茶を飲んでいた

『…暇だな…』

そうボソッと呟くと、

須「じゃあ私たちと少しお話しましょう！」

『須磨さん、いいですよ』

須磨さんが俺の横に座って、その隣にまきをさんと雛鶴さんも座った

『宇髄、まだ帰ってこなさそうですね』

雛「そうね」

『さて、何話すんですか？』

須磨さんのことだから、きっとなにか話したいことがあるんだろう

ま「Aに聞きたいことがあるんだよ！」

『聞きたいこと？』

俺は少し疑問を持ちながらお茶をすすった

須「夜のお誘いはいつも天元様からですよね！」

『ブッッ！！』

あまりの直球な質問に俺は思わずお茶を吹き出した

ゲホゲホと咳き込む横で、須磨さんが謝る声とまきをさんが怒る声、雛鶴さんが心配してくれている声が聞こえた

『ゴホッ…だ、大丈夫です……あの、なんで急にそんなことを…』

雛「あぁ、それは、この間天元様がね……」

┈┈┈┈┈┈┈

宇「いつも誘うのは俺からなんだよな」

宇「アイツから誘ってくれたことは一度も無い」

宇「それにシてる時だって嫌々言いやがる。控えた方がいいのかねェ」

┈┈┈┈┈┈┈

雛「…って」

『………』

そんなことを宇髄が言っていたのか…

まあ確かに嫌々言ってるかもしれないし、誘ったのだって一度も無い

『(だって恥ずかしいじゃん！？)』

俺は女じゃないから声だって可愛くないし、華奢な体でもない

『…まあ、確かに…宇髄の言ってることはあってます』

須「恥ずかしがらなくったって、天元様は受け止めてくれますよ！」

『それは、わかってるんですけど…』

俺ってプライドが高いのか、頑固なのか…

ま「でも嫌じゃないんだろ？」

『……ま、まあ…』

俺が遠慮がちに返事すると、いきなり須磨さんが立ち上がった

須「じゃあ作戦といきましょう！」

『作戦？』

須「[たまには誘ってみよう作戦]です！！」

須磨さん、そんな目をキラキラさせて言わないで…

こうして、俺たち四人の秘密の作戦が始まった