第十二話:出会い ページ16
中庭に着くと案の定そこには、降谷零と諸伏景光の姿が
この光景を私を嫌っている女子達が見ればきっとあーだこーだ言われるだろう。
けれども私にはそんなこと関係ないし、別に構わない。
私は彼等が座っているベンチの向かいにあるベンチに座った。
少し驚いたような顔をする二人。すると諸伏景光が話しかけてきた
「...藤咲玲佳さんっすよね?」
「...はいそうですが、何か用でも?」
「い、いや何でも..」
私は当たり前のことを言ったつもりだが何か間違っていただろうか。
諸伏景光の横の降谷零からの視線が痛い。睨んでくる
「そんな言い方ないんじゃないですか?」
「お、おいゼロ..」
諸伏景光は必死に彼を止めるが、それでも彼の口が止まることはない。
寧ろエスカレートする
「少しはヒロの気持ちを考えてはどうですか?」
...。
「...何か問題でも?私が貴方方に対して失礼な事を言ってしまったのなら謝りますが..、具体的に教えてください」
これは全て本心である
私は彼等に失礼な事を言った覚えがないためどこが悪かったのか教えて欲しかったのだ。
「っ..、もういいです..ヒロ行くぞ」
「ちょっ...待てよ、ゼロ!」
いきなりズカズカと離れていく降谷零
に慌てた様子で着いていく諸伏君。←
(諸伏のことはいい子だって分かったため呼び方を変えた)
まぁ、...降谷零とは長い付き合いになりそうです。...色々な意味で
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