#伝えたいこと ページ8
「ん……」
ピ、ピ、という規則正しい機械音で目が覚めた。
Aの心拍数も安定している。どうやら一命をとりとめたらしい。
カーテンが閉まっているため、外の様子は伺えないが、少し明るい具合から、もう朝なのだろう。
いつのまにか寝てしまったらしい。
サファイアの瞳はまだ閉じられていて、開く気配を感じない。
Aが僕に病を話さなかったのも、今なら納得できた。
一回拒絶されただけで見舞いに行けないとか、臆病者を物語る証拠以外のなんでもない。
そんなネガティブに浸っていた頃、サファイアが開いた。
「……なんで、きたの。来ないでって言ったじゃん」
“容態が急変したって聞いたから”
そう言おうとして、口を噤んだ。
…違う。僕が此処に来たのは、そんな理由やない!
_____ずっと、伝えたかったこと。
「____会いたかったから!僕臆病やから、あれ以来見舞いこれんくて……。でも、やっぱり僕はAが好きや!」
そうまくし立てるや否や、我慢出来ずに君を抱き寄せる。
もともと大きなサファイアが、更に大きく見開かれた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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嘘/ライ(プロフ) - HKR19960226さん» ありがとうございます……!これからも、皆様に喜んで貰えるような作品を作れるよう努めていきます。 (2018年11月24日 18時) (レス) id: f13e7dfc49 (このIDを非表示/違反報告)
HKR19960226(プロフ) - 涙が止まらないです…素敵な作品でした。 (2018年11月11日 4時) (レス) id: 9c78cc556f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:嘘/ライ | 作成日時:2018年9月20日 20時