げんちしゅざい。 ページ11
志麻くんと俺がダッシュで指定された場所に向かうとAは木の上でガタガタ震えていた。
どうして魔王様が木の上にいるかはまっっったく解せないが助けてやらねば。
「A〜?きたで」
「わ、悪い…実は使い魔の救助に当たっていてな…別に降りられなくなった訳じゃ…ってうわっ」
言い訳を聞かずにAを抱き下ろす。あーしがみつくのやばすぎ心臓もたんわ
「た、助かった…ってお前」
「あー、同じ二年の月崎志麻。報道委員長やってるわ」
「そうか。いつもうちの伴侶が世話になっている」
志麻くんは伴侶て…と呟いて俯いている。肩が震えてるのはバレバレやぞ
「そういえばAはなんで木の上なんかに居たん?」
そろそろ限界になってきた志麻くんを助けるために話題を逸らす俺、イケメンやな
「あー、こいつが木の上から降りれなくなってしまったみたいでな」
Aの腕から顔を出したのは一匹の黒猫。よくAに懐いてるやつやな
そいつを助けるためにAは苦手な木登りを敢行したのであろう。優しい子だ。
ふと志麻くんを見ると少し驚いた表情をしている。
志麻くんもわかったんちゃいます?俺の魔王様が世界一可愛いってこと。
俺が小声で問いかけると志麻くんはせやな、と呟いて笑った。
「じゃあ、帰りますか」
俺は少し変な顔をしていた魔王様の手を取った。
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海綺*(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!好きです!夢主ちゃんが可愛くて萌死ぬ所でした…あと志麻くんの好きなお相手ちゃんが気になります!小説既にあったりしますかね?ないならぜひ…見てみたいのでお願いします*_ _)ペコリ (2019年3月24日 21時) (レス) id: dc2d9957f5 (このIDを非表示/違反報告)
みつい(プロフ) - 魔界の帝王様。さん» いや笑いましたありがとうございます帝王さまこれからもどうぞよろしくお願い致します… (2019年3月22日 0時) (レス) id: b37315e936 (このIDを非表示/違反報告)
魔界の帝王様。(プロフ) - この話見つけた時これ私やん!ってなりましたすみません((( とても面白いです!更新頑張ってください! (2019年3月22日 0時) (レス) id: bb6ffd68de (このIDを非表示/違反報告)
りゆん - 面白いです!頑張って下さい!! (2019年3月21日 20時) (レス) id: ebc25fbea8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みつい | 作成日時:2019年3月20日 16時