私が学校の女王よ【悪女主】

35話 ページ44

知子side

……信じられない。梓ちゃんにも嫌われた
生きていけない


全て理真ちゃんの掌の上にあったんだね…
この物語は

助けて欲しい……でも誰も味方がいない

気が付くのが遅かったんだ色々と
泣き叫んでも泣き叫んでも暗い池のそこみたいにただ声が反響するだけ


暗い底には一筋の光も届かない……



＿＿私捨てられたんだな


殴られて蹴られてできた傷 信用していた友達からの言葉(ナイフ)で出来た見えない傷


皆の嫌悪の顔の中にある悪魔の微笑み

『全て貴方が悪いんでしょう？これは罰よ』
「嫌だ……嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ！！！！！！！」



後悔？あるよそんなの
心臓という名前の器からあふれだしてる

どれもこれも、あの女のせい

みんなで撮った写真に写るあの女の憎たらしく笑った顔にハサミを刺した

この時は歯車は狂ってなかった

穴が空いた写真はまるで今の私の心


「あは……あはは」

終わった……どこにも私の居場所はない

あの学校に行けば私が私じゃなくなっちゃう

暗い部屋には私の乾いた笑い声しかしない

喉が痛いと思えば嗚咽をあげながら泣いていた

泣きながら笑っていた

「ふざけるなぁぁぁ！！！」

切っていた腕の治らない傷の上にカッターを当てた

せきつまった何かが溢れるように血が少し垂れた


何をしても過去には戻らない

体を丸めて自分を恨み友を恨み
社会を恨んで世界を恨む


そして
あの女を恨む


「お前さえいなければっ……！」


＿＿＿＿＿神様…私を許してくれる……でしょう？

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