お前なんか嫌いなのに！！【五条悟】

なんでこうなった ページ1

「A〜…帰ろうぜ」





毎日、毎日飽きないのかよというレベルで俺にちょっかい出してくる此奴







歳上だからってなんだ、こっちは夢の青春ライフが送れなくて今にも枯れそうなんだ





言わせてもらうが…









俺がモテないのは絶対にぜっーたいに、この男、五条悟のせいだ









まず、この男…俺の傍に隙あれば来るのだ





そのせいで、女子はみんなこの人を好きになってしまう





俺はお弁当の漬物より見向きもされない存在となってしまう









何故か俺の周りには男ばかりで、、女子に縁がないにも程があるのに




これ以上縁が無くなってはたまったもんじゃない









早急にこの男を排除しなくてはいけない







と、毎日毎日俺は飽きずに考えるが、排除できていないからこの有様だ







「あ、今日は七海と帰るんで…じゃあ」







俺は鞄を持って、教室の扉を開けようとすると腕を五条さんに捕まれる







「な、なんすか」





「Aさぁ、俺が独占欲強いの知ってんだろ？」









空気が凍りつき、殺気を向けられているのが分かった




俺は震える手で、一生懸命七海にLINEする「先帰ってて」と、









「良い子いい子…じゃ、帰ろ」







先程の殺気はさっぱりどこかに行き、五条さんは笑顔で教室を出ていった





1人教室に残された俺は溜息をついた






嗚呼、また今日の俺はこの人に負けた

負けた数だけ強くなる→

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