お前なんか嫌いなのに！！【五条悟】

2人だけの秘密じゃない ページ6

prrr…prrr…




携帯の音が鳴り響く






「チッ…傑の奴…タイミングクソ悪ぃな……だから、モテないんだよ！！」




五条さんは暴言を吐きながら、携帯を手にとった




そのおかげで俺は解放され、一生の中で1番の黒歴史を回避した





『お楽しみ中だったかい？』



「分かってんならかけてくんなよ」




『ほんとに最中だったのか……すまないね…明日は任務があるから朝早いと伝えたかっただけさ…じゃあ、頑張って』





ブチッ







「あぁぁ！…萎えた！帰る」







五条さんは髪をぐしゃぐしゃ掻きながら、俺の部屋から退出していった









夏油さんナイス！！！




俺はこの瞬間一生夏油さんについて行こうと決めた……ハズだった









「昨日は悪かったね」







夏油さんにバレた






「は？へ？…ナンノコトッスカ」




「嘘が下手だね…バレちゃまずいかい？」






別にやましい事なんかひとつも無いが…



広められるのは困る





「はい…」





「じゃあ、私の相手もしてくれないか？」









夏油さんに一生ついて行くなんて言ったのはその場の勢いに過ぎないと、1人頭の中で言い訳を作っていた

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