透明人間 ページ44
.
「なに…言ってるの…?出てきてよ……」
『こんなに魂がボロボロになったら、もうダメだって言ってるの』
「なにそれ…いい加減なこと言わないで出て来いってば!!」
死ぬとかダメだとか、酷いことばかり言われて頭にきた。カッとして大きな声を出したら、自分のすぐ横の空間が揺れた。
「…お、怒らないでよ…ごめん…」
「わぁああっ!なに?!」
「…なにって、…なにが?」
すうーって姿がいきなり現れたんだ。さっきまで何もなかった所に、男の子がちょっと気まずそうにしゃがんでこっちを見てきた。
「透明…人間?」
「きみはミイラ男?」
お化け同士のはじめましてがお互いなんだかぎこちなくて、変だった。
「…きみ…ここにずっといたの?」
「だってここはおれの家だもん」
「ここは涼介の家だよっ」
「え、ほんとに?…おれが来たときには誰もいなかったよ?」
数年前から、ここにいるって。
涼介の家じゃないの…?
いやそもそもここはずっと空き家だってたかきも言ってた。
「……その涼介って子…きみの大事な人?」
「…そうだよ……なんで?」
「キスしてたから」
「み、見てたの……」
恥ずかしくて俯いてたら質問が続いた。
446人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はな(プロフ) - 返信遅れてごめんなさい(><)ありがとうございます!!!何よりうれしいです!!好き勝手書ていますが、ちゃんとハッピーエンドになるので、どうかこれからもよろしくお願いします! (2018年11月1日 1時) (レス) id: 9619f20ec7 (このIDを非表示/違反報告)
ジャンプlove - とてもこの作品好きで何度も読んじゃってます!続き凄く凄く楽しみにしてます!待ってます♪ (2018年10月30日 17時) (レス) id: 1b7715a916 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はな | 作成日時:2018年10月16日 12時