8:編入 ページ10
佐賀美:｢そっか、なら、色々手続きあるから、正式にプロデュース科に入れるのは2週間後だけど、基本はこれまで通り、アイドル科としての活動と同じだ｣
『お手数おかけします。よろしくお願いいたします先生』
｢はいよー｣
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
スッ！
巴:｢な、なんだい！？急に膝まづいたりして！気色悪いね！」
『日和様、この度は巴家の執事に恥じぬ振る舞いをするとの約束を守れず、申し訳ありません。失礼を承知でお願いいたします。どうか、私がプロデュース科に編入することをお許しください』
｢プッ、ハハッ！クククッ！なんだそんなことか。そんなに改まらなくていいのにね！Aは真面目だね！｣
『あ、当たり前です！そんなに笑わないでください！』
｢謝る必要は無いし、許可も要らないのに……｣
『いいえ、そういう訳には。私は日和様の"所有物"ですから……それに、執事としてのプライドもあります』
｢"所有物"ねぇ。なら、プロデュース科に編入する代わりに、僕のお願いも聞いてくれるかな？｣
日和様が膝まづいている私の前に立つ気配がする
ふっと顔を上げると、
日和様の長い指が私の顎をすくった
整った顔が近づいて、キスされるんじゃないかと思い、ギュッと目をつぶる
でも、いつまで経っても唇は降ってこない。恐る恐る目を開けると、優しい眼差しと目が合う
｢A、Edenの、そしてEveの、僕のプロデューサーになってくれないかな？｣
『っ、日和……様。顔が……近い………です』
｢あぁ、ごめんねごめんね！ついついイタズラしたくなっちゃってね！｣
日和様の顔を見ると、ヘラヘラと笑っていた
私はさっきまで日和様が触れていた顎に指を置く
熱い……きっと私の顔は真っ赤なんだろう
悔しいな…私ばっかりドキドキして……馬鹿みたい
『プロデューサーですか？』
あくまで平然を装いながら日和様に問いかける
｢そう。別に夢ノ咲学院の生徒しかプロデュースできない訳じゃないしね！どうせなら君が僕をプロデュースしてくれた方が嬉しいしね！｣
『それは構いませんけど、私はまだ素人です……』
｢きっと大丈夫だね！だってAは記憶力いいし、頭もいいからね！夢ノ咲学院で、いい所を盗んできてね！｣
私は日和様の所有物
従うのは当たり前
『御意！』
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箱推しになりがち人間(プロフ) - 初コメ失礼します。伏見君は多分生徒会ではないと思います。姫宮君の手伝いをしているだけだったと･･･違ったらすみません。とても面白いです。頑張って下さい。 (2022年4月9日 17時) (
レス) @page15 id: 9c39c484b8 (このIDを非表示/違反報告)
クテシフォンらるるん(プロフ) - Kazu-mochiさん。初めまして、クテシフォンらるるんです。この度は本作をお読み下さり、ありがとうございます。確認したところ、閣下ではなく、殿下でしたので、修正致しました。ご指摘ありがとうございます！これからも、楽しんでいただけるよう、頑張ります。 (2021年2月22日 20時) (レス) id: 35ac981bdf (このIDを非表示/違反報告)
kazu-mochi(プロフ) - 初めまして！素晴らしい作品をありがとうございます！日和くんの小説は読んでいませんでしたが、とても面白かったです！(あと、茨くんが日和くんを呼ぶときは閣下ではなく殿下ですよ。閣下は凪砂くんです！間違ってたらすみません(；´Д｀)これからも応援してます！) (2021年2月18日 16時) (レス) id: 2505b4e935 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クテシフォンらるるん x他1人 | 作成日時：2021年2月11日 7時
