22:恋�� ページ23
天祥院:｢やあ！｣
学校に着くと、何故か私の席に生徒会長が座っていた
《何の用ですか？》
｢まぁまぁ、そんな冷たいを態度とらないでおくれ。君をスカウトしに来たんだ｣
《その件はお断りしました。それに、留年は免れたので、弱みもありません》
｢別に弱みを握ろうとした訳じゃないけど……今回はただ、無条件に君が欲しい。君のダンスがfineに必要だ。これは正式な申し出だよ｣
生徒会長がどうして私のダンスにこだわるのかは分からない。でも、1度は腹黒いところをみせた男を簡単には信用できない
《お断りします。》
｢……残念だよ。でもまぁ、断られる気はしてたけどね……｣
会長は苦笑いしながら去っていった。
断られると思ったなら聞かないでよね……
(晃牙先輩、探さなきゃ……！)
朝、自分の晃牙先輩に対する気持ちがわかって、後悔する前に伝えようと決めたのだ
2年生のクラスが並ぶ廊下に来ると、聞きなれた声が聞こえてきた
晃牙先輩だ！
タッタッと、声のする方に駆けていく。でも、その光景を見て、私の足はピタッと止まってしまった
晃牙先輩は、プロデュース科で2年生のあんず先輩と一緒にいた
晃牙先輩が荷物運びを手伝っているようだった
｢ったくよ、お前はいつもそーだな。ちっとは人に頼れよ！ほら、もうちょっと持ってやるから｣
｢あ、ありがとう！｣
｢ったく、お前はヤワだな……｣ﾊﾊｯ
｢ひどいなぁ……｣
2人とも、仲良いんだ………
胸がチクリと痛くなる
晃牙先輩、私といる時は、喋れない私を気遣ってか暴言も少なくて、優しくしてくれる
でも、会話のできるあんず先輩には、あんなに楽しそうにしている
喋れない私より、明るくて元気で可愛らしいあんず先輩の方が晃牙先輩にはお似合いだ
なんて被害妄想を膨らませて、1人で落ち込む
『・・・・・っ、』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
気付いたら泣いていた
あぁ、そっか………私、失恋したんだ
華やかな2人の笑い声を聴きながら、2人とは反対方向に走り出した
もうこれ以上、二人を見ていたくなかったから……
すると、ドンッと誰かにぶつかる
乙狩:｢ん？お前は……焼き鳥の…それにダンスの…｣
この人、よくぶつかるなぁ……
｢来い！こないだの礼をさせてくれ！｣
！？
気付いたら食堂に連れてこられた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 64人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さぁ - 私は大神晃牙が最推しなので凄く楽しみながら読んでました...！体育館倉庫のところとかもうね、うん← 本当にお疲れ様でした！新作楽しみにしてます！ (2021年6月3日 18時) (
レス) id: fd66046518 (このIDを非表示/違反報告)
碧生 - 凄い好きです！更新お待ちしております┏○ﾍﾟｺｯ (2021年3月10日 22時) (レス) id: 7ffc4172b1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：クテシフォンらるるん | 作成日時：2021年3月8日 14時
