16:急接近�� ページ17
晃牙:｢♪♪♪〜♪｣
ギターの重低音
引っ掻くような甲高い音と魅力的なソロギター
甘くて激しい歌声
ロックって色んな種類があるから難しいけど、晃牙先輩のロックはなんだか胸が熱くなるロックだ
｢っはぁ、ど、どうだ？分かったか？｣
『・・・・』コクコク
｢なら良かったぜ。じゃ、さっそく作ってみるか｣
満足そうに笑う晃牙先輩の顔はとても生き生きとしていて、本当にロックが好きなんだなって伝わってきた
《さっきの曲、晃牙先輩が作ったんですか？》
｢ん。そうだけどよ。それがどうかしたか？｣
《曲も、晃牙先輩も、すっごくカッコよかったです！》
シーン
あれ？なんで無反応！？
不思議に思って晃牙先輩の方を見ると、びっくりするくらい真っ赤な顔をした晃牙先輩と目が合った
｢っ！・・・・｣
熱があるのかと思って額に手を当てる。
熱は…そんなになさそうだけど…
｢お、オイ！触んなよっ！｣
パシッと手を振り払われる。それが心なしか悲しかった
｢お前なぁ、カッコイイって言ったり、いきなり人のおでこ触ったり……あんま可愛いことしてんじゃねーよ！｣
『・・・・』ポカーン
か、可愛いこと？ど、どういうこと？
｢あっ、しまった！口が滑った！お、オイ！今のは聞かなかったことにしろ！｣
『・・・・・』ポカーン
口が滑ったって何？本心ってこと？
｢お、オイ！聞いてんのか！｣
《どういうことですか？》
書いた後に、野暮な質問をした気がした。
でも、書いてしまったんだから仕方ない
｢う、うるせーよ！いいから忘れろって！｣
顔を真っ赤にして怒る晃牙先輩はぜんぜん怖くなくて、微笑ましく思えてくる
『・・・・』ふふっ
｢何笑ってやがる！(ったく、人の気持ちも知らねーで……)｣
その日の作曲作業はとても楽しく、まだまだ未熟な曲しか作れないけど、前よりも良くなった気がする
明日は晃牙先輩にお礼として好物を作ってきてあげようと思った
《晃牙先輩の好きな食べ物ってなんですか？》
帰り際にこっそり聞いてみると、なんの躊躇いもなく教えてくれた
｢焼き鳥。肉がぎっしり詰めてある焼き鳥だな…ってなんでそんなこと聞きやがる！｣
『・・・・』ふふっ
《内緒です！》
｢は？お、オイ待て！｣
明日、晃牙先輩が喜んでくれますように…
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さぁ - 私は大神晃牙が最推しなので凄く楽しみながら読んでました...！体育館倉庫のところとかもうね、うん← 本当にお疲れ様でした！新作楽しみにしてます！ (2021年6月3日 18時) (
レス) id: fd66046518 (このIDを非表示/違反報告)
碧生 - 凄い好きです！更新お待ちしております┏○ﾍﾟｺｯ (2021年3月10日 22時) (レス) id: 7ffc4172b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クテシフォンらるるん | 作成日時：2021年3月8日 14時
