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5:歌声 ページ7

音楽の授業、
今日は歌のテストだ






だるい
ウザイ
めんどい





正直、授業なんてまともに受けてないし、受ける気もない。こんな低レベルな授業なんて……





父と母の仕事を見てきたから、歌やダンスは得意だ。小さい頃は自分で勉強もした。





夢ノ咲学院の設備はいいけど、こんなの低レベルな授業は、私にとってはお遊びにすぎない





先生:「次、天祥院英智。」



天祥院:「♪♪♪〜♪」






綺麗な歌声だった。ハスキーでありながら抑揚のある甘い歌声。


他の人とはレベルが違った



天祥院英智、蓮巳敬人、羽風薫、瀬名泉。この4人は凄かった。



他の人と歌の技術が違いすぎた。上手いなぁ







先生:「次、守沢千秋。」



守沢:「♪♪♪〜♪」




ガッツのある歌声……

凄く上手な訳じゃないけど、"歌に込める思い"が他の人とは違った





先生:「最後は、(らん) A。」




『"らん"じゃなくて"あららぎ"なんですけど?』




先生:「あ、すまない。"あららぎ"さん」





チッ、教師が漢字の読み方間違えないでよね?




『先生、これ歌うの拒否したらどうなりますか?めんどいんですけど……』





先生:「そう言われてもね……」






みんなの歌は確かに凄いけど、でもそこまで凄いかと聞かれると、そうでは無い。






きっと、私の方がまだ上手く歌えるはず……




蓮巳:「いいからだまって歌え!この不真面目が!」




瀬名:「そうそう。ろくに授業出てないから歌えないかもしれないけどぉ?」



羽風:「俺は君の歌が聞いてみたいなぁ!」




どいつもこいつも、ちょっと上手いからって調子に乗りやがって!






『♪♪♪〜♪』





ムカつくから仕方なく歌ってやった。
出来はかなり良かったと思う。





やっぱり歌うのは楽しいな!
でも、アイドルにはなりたくない……






あぁ、早く終わんないかな〜








放課後、一人で帰っていると公園で子供と遊ぶ千秋さんがいた




『子供に好かれるんだ……』



ふと、振り返った千秋さんと目が合う。
目をそらそうとしたのに、手招きされてしまったので、仕方なく子供たちの所へ向かう





守沢:「A!奇遇だな!帰り道か?」




『そうだけど………』





守沢:「すまないが、この子達と遊んでいてくれないか?俺はちょっと用事があるんだ。すぐに戻るから!」






『えっ?ちょっと!?』




千秋さんは返事を待たずに子供たちを残して去っていった


勝手な人………

6:秘密→←4:メロンパン



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コフウ - 面白かったです! (2021年3月10日 21時) (レス) id: 16a5bce890 (このIDを非表示/違反報告)
碧生 - 凄い面白かったです!これからも応援してますー (2021年2月23日 17時) (レス) id: 7ffc4172b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クテシフォンらるるん x他1人 | 作成日時:2021年2月23日 8時

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