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23:愛してる ページ23

性的な表現を含みます。
苦手な方は次の話(24:永遠)まで飛んでください









守沢:「今夜、お前を食べてもいいか…………?」







付き合っていた頃から何度かこういうことを言われたことがある。でも、



親に刺された傷が胸やお腹、背中にまだ残っている。






とても恥ずかしくて、こんな汚い体、見せられない





だからといって、婚約者が勇気をだして誘ってくれているのに、断るのも気が引ける






『私………汚いから…………』




「えっ?いや、汚くはないだろう」




『千秋さんに嫌われたくない。"醜い体"って思われたくないの……』




「そんなこと思わないぞ?大丈夫。俺はお前が好きだ。傷があるからって嫌いになったりしない!」





千秋さんは私を抱き寄せながら額にそっとキスをした





「愛してる」




その言葉を合図に、千秋さんと唇が重なる
最初は確かめるように唇を重ね、だんだんと深くしていく





体に力が入らなくなって、千秋さんに倒れ込んでしまう




「っ、はっ……A………」



そっと押し倒すと、再び深いキスを交わす





『ちあ、さん………///』



「可愛い、可愛いぞ!ほら、脱がすからな……」





しゅるしゅると服を脱がす音が妙に大きく感じる



あっという間に裸になってしまった。



「A………綺麗だ…とても綺麗だ」




チュッと傷一つ一つにキスを落とす。
それだけで私は幸せに包まれて、千秋さんに全てを委ね、アツい夜を過ごした









その頃、寮では………



遊木:「守沢先輩、今日は帰らないって言ってたね」




乙狩:「そうだな」




遊木:「仕事、忙しいのかなー、大変だよねー」





乙狩:「ん?知らないのか?仕事ではないぞ」




遊木:「えっ!?違うの?」





乙狩:「婚約者と逢瀬をするらしい」





遊木:「婚約者!?彼女いたのは知ってたけど、いつの間に!?ていうか、なんで知ってるの?」






乙狩:「それは、羽風先輩が守沢先輩にプロポーズの仕方を教えていたから知っている。先程、プロポーズが成功したと守沢先輩から羽風先輩に連絡があったらしい」







遊木:「プロポーズ!?す、すごいなぁ守沢先輩。帰ってきたら祝福してあげなくちゃね!」





乙狩:「そうだな」

24:永遠→←20:誓い



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コフウ - 面白かったです! (2021年3月10日 21時) (レス) id: 16a5bce890 (このIDを非表示/違反報告)
碧生 - 凄い面白かったです!これからも応援してますー (2021年2月23日 17時) (レス) id: 7ffc4172b1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:クテシフォンらるるん x他1人 | 作成日時:2021年2月23日 8時

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