13:再会 ページ15
白い仕切りをくぐって、千秋さんの元へ歩いていく
守沢:「こんにちはー!来てくれてありが……え!?」
『こ、こんにちは………』
「Aなのか!?本当に?……」
『ふふっ、覚えててくれたんですね………』
「と、当然だ!それより元気か?どうして来てくれたんだ?」
『相変わらず声が大きいですね……元気ですよ。まだ芸能界は嫌いですけどね、』
「えっ、ならどうして来てくれたんだ?」
『ふふっ、前にも言った通り、アイドルとしての守沢千秋じゃなくて、流星レッドとしての守沢千秋を応援してるんで』
「そ、そうか………嬉しいよ!ありがとうな!」ニコッ
『っ///』
警備員:「お時間でーす!」
握手会はあっという間だった
あぁ、この笑顔が好きだ。でもここでお別れか……
『じゃ、頑張ってくださいね!』
「待ってくれ!」
帰ろうとすると、手首を掴まれた
その瞬間、夢ノ咲学院にいた頃も、よく腕を掴まれたなぁと思い出す
『ふふっ、一般人を特別扱いしちゃダメですよ…あと、手を離してください。セクハラです……』
あの頃、"ウザっ"とか、"セクハラ"とか言っていたのを思い出して、あの頃の私は、本当に可愛くないと思ってしまう
「だ、駄目だ駄目だ。今この手を離したら、いけない気がする」
『な、何それ……変な千秋さん』
「今日、時間あるか?あるなら夢ノ咲学院が控え室になってるから、待っていてくれないか?」
まさか、こんな展開になるとは思っていなかったが、千秋さんが"絶対に待っていてくれ!"という圧を出してくるから、仕方なく夢ノ咲学院に向かった
夢ノ咲学院について、校門をくぐる。流星隊の控え室に行こうとして、関係者じゃない私は入れないことに気付き、職員室へ向かった
OBだから問題無いはず……
廊下を歩いていると、佐賀美先生がいた
「あれ!?お前、なんでいんの!?」
『ご無沙汰してます。ちょうど良かった……流星隊の握手会が終わるまで校内カフェで待っていても良いですか?』
佐賀美先生は千秋さんのお気に入りの先生だから信用出来る。
でも、アイドルだった佐賀美先生は好きになれないけど…
「あー、やっぱお前らそういう関係なの?若いっていいねぇ……」
???
「いいよいいよ。OBなんだし、ゆっくりしていきなー」
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コフウ - 面白かったです! (2021年3月10日 21時) (レス) id: 16a5bce890 (このIDを非表示/違反報告)
碧生 - 凄い面白かったです!これからも応援してますー (2021年2月23日 17時) (レス) id: 7ffc4172b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:クテシフォンらるるん x他1人 | 作成日時:2021年2月23日 8時