You're my crush...(Makoto)

22どうして欲張りになるの ページ22

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Aside


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樹「A……………A〜…………」

「…………はっ……樹さん……」

樹「……今のはさすがにやばい笑」

北「うん。意識どっかいってたよ」

「//…………なんか、ここに来た時のこと、思い出しちゃって」

北「あ〜、初めてイベント来てくれた日？」

「……はい」

北「あの時からまこっちゃん大好き〜って感じ………全然、変わってないよね〜」

樹「変わってないっすね」

「…………それは………ファンですから？//………………」



"…………俺だけは、好きになったらだめ"



帰り際に、そう、言われたんだよね………みんな、知らないだろうけど………
あれは結構、落ち込んだ…………



慎「……みんな何の話しっすか？」


練習後の雑談タイム
そこに慎くんがやってきた


「………//」

北「う〜ん、思い出話し〜？」

慎「へ〜？」


わっ、慎くん、こっち見てる…………ほんと、今はやめてほしい。
ぜったい、私顔赤いよ……………


樹「……まこっちゃん、次の曲決めた？」

慎「決めましたっ。聞いてくれます？」


そう言って、私の隣に座る。


あんなに汗流してたのに、どうしていい香りがするの？


そんなことを考えてたら、


にやにやしてこっちを見てくる北人さんが
口パクで、"ま・こ・と"って言ってくるから………


やめてっていう意味を込めて小さく首を振る。



慎「……………大丈夫？」

「えっ//……うんっ。大丈夫。」

慎「……………？」



慎くんが樹さんと会話をし始めたのを確認してから、
北人さんに向かって怒る表情をしてみせた


そしたら、悪戯に笑って、舌をベーって…………
全然、反省してない様子……………



慎「……………えっ？笑。ちょっと、北人さん、何してるんすか？」

北「ん？なにが？笑」

慎「今、Aになんかしてましたよね？」

北「ん〜？なんのことーっ？」



北人さんはたまにこうやって、私を揶揄ってくる………



………だけど、この空間が好き。
みんながいて、慎くんがいて………………



それだけで幸せって思えて。



それなのに、
人はどうして、欲張りになるんだろう？



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