【銀魂×約束のネバーランド】 雪の降っていたあの日

20訓練鬼ごとでも名付けよう。 ページ22

「分かる？」

隊士達はぐぅと目線を落とす。

「いい？まあ、このゲームだと……ーーー。」

私はこのゲームで重要な選択能力や証拠痕のこと、先を読むことなどを伝えた。

実際、この能力も必要になってくるだろう。

「ーー……んな感じで鬼を読む。
馬鹿なまま逃げ回ってもすぐ見つかるわ。」

土方「思っていたより、いい勉強になりそうだな。」

近藤「そうだな、トシ。俺たちはAちゃんを大分甘く見ていたようだ。」

「これらを使って、今度は私一人を全員で捕まえに来て。もう舐めないでよ？」

隊士達「はいィィィィ!!分かりました！」

はぁ。やっと私の能力を認めてきてくれたかな。

にしても、本当懐かしい。

こんな森で鬼ごっこ出来るなんて。

本当に楽しいわ。

本当に…懐かしい…。

隊士6「佐久夜副長いたか？」

隊士8「いないな。」

隊士7「どこ行ったんだぁーー！」

あらあら、下で何か喚いている。

木々のこと、散々説明したのに、学習しないヤツら。

しーらない。

そういえば、レイにはいつも気配を消してても見つかっていたなぁ。

なんだだったんだろ。

まぁ、今考えても意味無いか。

ピーーーッ！

「終わりよ。」

私は飛び降りて、隊士達を下敷きにした。

隊士8「佐久夜副長!?ずっとあの木の上にいたんですか?!」

「ええ。待ちくたびれたわ。1時間も暇だったのよ。」

ふぁ。とあくびをして、余裕感を見せつけた。

｢ほら、1度戻るよ。｣

隊士達「は、はい…。」

んー。2回連続でこっぴどくやり過ぎたかな。

ちょっと休憩挟むか。

隊士達が可哀想に見えてきた。

「お前ら！あと1回ね。頑張って。」

そして最後に総悟が動かないでいた私を捕まえて終わった。

「近藤さんありがとう！昔みたいに遊べて楽しかったわ！」

土方「やっぱお前、遊び目的かよ。」

「いいじゃない、ちゃんと教えたんだから。」

近藤「まぁ、いいじゃないか！
いい気分転換にもなったろうし！」

「ええ！とってもスッキリします！」

マジで近藤さんゴリラ(天使)！

近藤「トシ…これって喜んでいいのか？」

土方「読み方天使なんだし、いいんじゃないか？」

近藤「そうか！まだ表記がゴリラじゃないだけマシか！ははは！」

相変わらず呑気だな…。近藤さんは。






新八「あの…僕一応いたんですけど、空気でしたよね……。」

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