世界を救う能力者たちの日常【日/常/組】 (ページ18)

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ト「ついたぁ～～！」

トラゾーさんはキッチンのテーブルに2つの大きな袋をおく。

『なにか手伝うことはありますか？？』

ク「いや、Aは自分の部屋で休んでおいたほうがいい。
　能力を少しでも使った人は休むことが優先だ。」

し「ぺいんとさんの治療はぼくがします！」

『ありがとうございます。じゃあ休ませてもらいます。』

そして私は階段をのぼっていった。

『ふあ～！』

ベッドの掛け布団の上にダイブ。

ベッドから机をみる。
机の上には2つのネックレスがある。
今までの服のポケットにずっと入っていたお母さんの形見だった。

首に掛ける部分の色はどちらも銀色だ。
そして真ん中には黄色の宝石と水色の宝石。

黄色は光。お父さんの能力。
水色は水。お母さんの能力。

2つの宝石には能力を活性化させる力が存在している。

私は片方をとる。
水色のほうだ。

黄色はぺいんとさんにあげようかな･･･

なんてことをおもっていた･･･

――――――――――――

ピピピピピピピピピッ！！！

――逃げてA

『やめて！お母さん！』

私は必死に手を伸ばす。

「能力者だ！！！！つかまえろ！抵抗するなら殺してもいい！」

なんで、なんでお母さんがしなないといけないの？

『だめ！お母さん！お母さん！』

――お願い！逃げて！A！！！

お母さんのあのまなざし･･･

お母さんの努力を無駄にしちゃいけないんだ･･･
でも。お母さんがしんでしまったら。
私は生きていけない。一人では生きれない･･･

でも逃げよう。
家にかえろう。
きっとお母さんは帰ってくる

そう願ってまった。待って待って待ち続けた。

帰ってこなかった。

『いや･･･お母さん帰ってきてよ･･･お母さん･･･

いやああああああ！！！！』

小さい私にはたえられなかった。

―――――

っ！！！！！

夢だ。私いつの間に寝てたんだろ。

何で･･･なんであんな夢をいまさらみるの？

忘れたかったのに･･･。

ガチャッ

し「Aさん！ごはんですよ～！」

『あ！はい、すぐ行きますね』

だめだ。こんなことを引きずったらいけない。

私は気を取り直して下へ降りた。

――――――――――――――

ちょっと過去をいれてみました。