39，オーストラリア戦〜開幕〜 ページ40
遂にオーストラリア戦開幕。会場は本日も人で溢れている
「俺達は日本代表だ！どんな困難があろうと勝ち抜いていける力を持っている筈だ、いいか皆！勝つぞ！」
ベンチの前では円堂らスタメンが士気を上げている。その中には黒裂以外の1年生全員が入っており、悔しいという感情が彼女の中にはあった。しかも何故かがたいのよい西蔭と岩戸の間に座らされている。今日は不運な奴である
「いいですねぇ、豪炎寺くんは離脱してしまいましたがチームの士気は高まっていますね」
趙金雲は腕を組みながら勝ち気な笑みを浮かべている
「今回はオーストラリアのチームの情報がなくてどんなチームなのかドキドキですね…」
大谷は自信のなさげな声を上げる。彼が情報規制の話をするとその表情はさらに曇っていく。笑顔の似合う彼女には笑っていて欲しいものである
「まれに間違ったチーム個性を触れ込む国もある。勝つには正確な情報が必要だ」
タブレットを片手にそう言った久遠の言葉に一同は頷いた
【日本チーム気合いが入っているようだ！それに対するオーストラリアは″太陽のサタン″という異名を持っていることが判明しました。これは一体どういう意味なんでしょう！？】
観客席では紀村がカメラを構えて座っている。そしてその横ではまた無表情でかりんとうを黙々と食べているユウの姿があった
「″太陽のサタン″つまり、光を恐れない悪魔という訳か」
彼は興味深そうに、彼女は無の状態でフィールドを眺めていた
「引き込んでやる…闇以上に深い邪悪な光の中に…」
「ええ…」
相手の監督らは高笑いしながらイナズマジャパンを舐め回すように見つめていた。選手らもそれは同じ。日本に対して"舐めている"のである。だがそんな視線に日本側は気にとめた様子もなく、各自屈伸運動やのびを行っていた
【さあ日本対オーストラリア、まもなくキックオフです！】
実況の声が聞こえ、各選手がフィールドに上がって行く中、灰崎は自身の前を去っていく鬼道の背中を″自身の光の1つ″と称し目を細めて笑った。自分の師を名乗った事、心のどこかでは嬉しいと感じていたのだ
やがて全員がポジションにつくと
「ぶっ倒す！」
鼻で笑いながらも好戦的な笑みを浮かべていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 228人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ沿い」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
聖羅(プロフ) - おぉ、非リア同盟はキーワードなんですね！注目して読まなければ…笑 (2019年2月18日 17時) (
レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
良子(ラッコ)*(プロフ) - 聖羅さん» わざわざパート1の方にコメント頂きありがとうございます！センスなどと大層なお言葉、胸がいっぱいになりそうです！非リア同盟は、わりと本編に関わってくるので是非とも注目して頂きたい。これからもどうかよろしくお願いします！ (2019年2月18日 15時) (レス) id: 333bfe8339 (このIDを非表示/違反報告)
聖羅(プロフ) - シリアスな雰囲気の中にこっそりネタを入れてくるあたりセンスが凄いですね！非リア同盟のくだりは笑いました笑 これからも頑張ってください！ (2019年2月16日 20時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
良子(ラッコ)(プロフ) - ぴぽさん» ありがとうございます！可愛いと言っていただけて嬉しいです！日々精進致しますので、これからもよろしくお願いします (2018年11月29日 7時) (レス) id: efb7d8eaad (このIDを非表示/違反報告)
ぴぽ - イラスト可愛いです！なんかさらに上手くなってませんか!?これからも頑張って下さい！ (2018年11月27日 0時) (レス) id: 8ec037955c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：良子(ラッコ)* x他1人 | 作成日時：2018年10月20日 16時
