63，闇の見え隠れ ページ15
「仲間を傷つけようとするのって許せないんだ。サッカーは怒りや憎しみをぶつけ合うものじゃない。…こんなことしてたらサッカーがサッカーじゃなくなっちゃうよ！」
悲痛そうに目を歪ませて、俯いた。FFの決勝戦で灰崎と野坂と3人で
「チッ、綺麗事ばっか並べてんじゃねぇよ！」
「これだからいい子ちゃんは空気が読めなくて困るぜ」
灰崎にその言葉の真意は届いていなかったのかと残念に思った。呆れたように自分を見限ってフィールドに戻っていく灰崎と吉良の背をまともに見ることが出来ない
(…俺はいい子ちゃんなんかじゃない。俺だって悩んでいるのに、何も考えてないわけじゃないのに…)
「明日人君、ありがとうございます…」
「気にすることないよ」
一星は跪くように頭を下げた。髪に隠れた顔は陰差している。稲森は突然のことに驚いた様子であった
『…ねぇ先輩』
「なんだ」
その様子を見ていた黒裂はいつになくか細い声で横の西蔭に尋ねた
『私達、サッカーしにきてるんですよね』
「…そうだ」
若干の間を置いて西蔭は頷いた。その言葉で黒裂は大きな安堵感を得ることができ、長い溜め息を吐いた。いきなりの溜め息に西蔭は少し驚いたように反応する
『先輩、ありがとうございます』
(私はまだ、必要とされているんだ)
願うような思いとは裏腹に礼を述べた。それと同時にその陰で1人、深刻そうな顔で決意する者がいた
試合はオーストラリアのスローインで再開された。サルはサタンへとボールを投げ入れる。しかし「させるか！」と飛んできた鬼道のタックルで吹っ飛ばされてしまう
「灰崎！吉良！」
「おう！」
「いつでもいいぜ！」
「これを決めて、チームを支える真のストライカーになれ！」
鬼道は彼らに一直線上のロングパスを送った。赤いマントがなびく中、それはアスやベリアルのブロックも上回るスピードで彼らのもとに届いた
「「"ペンギン・ザ・ゴッド&デビル"！」」
お互いに挑発しながら、灰崎は赤黒い魔法陣でペンギンを、吉良は大きな金色の羽を広げて、天と地から力強い一撃がオーストラリアに向かっていく
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Setsuki.(プロフ) - 良子(ラッコ)*さん» なんか、1年生なので童顔を意識したら小学生くらいになってしまいました笑 応援、ありがとうございます！なんか勝手にふざけたの描いてごめんなさい汗(リア充見た時の顔とか…←)私も、良子さんのこと応援してます！頑張ってください！ (2019年5月16日 20時) (
レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
良子(ラッコ)*(プロフ) - Setsuki.さん» ありがとうございます！細身の綺麗な雰囲気で書いて下さって、線とか、画力の高さが目にしみます･･･。何気にイラスト書いて貰ったの初めてで、こうも嬉しいものなのかと目頭が熱くなっています。Setsukiさんも絵師としても、執筆者としても、応援しますので頑張って! (2019年5月16日 18時) (レス) id: 8f91876c31 (このIDを非表示/違反報告)
Setsuki.(プロフ) - 白黒で申し訳ないです。ごめんなさい (2019年5月15日 22時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
Setsuki.(プロフ) - http://uranai.nosv.org/img/user/data/b/4/7/b47f19bd8787bd22a00ed67eeed75d36.jpg.jpg (2019年5月15日 22時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
Setsuki.(プロフ) - 良子さんどうも！大変遅くなりましたが、この小説の黒裂ちゃんが完成しましたので報告しに参りました！URLはここに載せておきますね！ (2019年5月15日 22時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：良子(ラッコ)* x他1人 | 作成日時：2018年12月8日 23時
