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二人が本丸に戻った時、庭には誰も居なかった。
いや、裏庭の方から声がする。
A達が裏庭を覗くと、そこでは何やら揉め事が起こり、誰か暴れているらしかった。
こんな時に誰だと思ったら、驚いたことに暴れているのは山姥切だった。
山伏「兄弟！やめんか！」
山姥切「五月蝿いっ！邪魔するな！俺には分かる！あれは、あれは…！」
山姥切が手にしているのは、いつも農作業に使っているシャベル。
堀川と山伏が止めようとするが、山姥切はシャベルを振り回して抵抗しながら木の根元を掘っていた。
山姥切が踏み付けているのは、無数の花びら。
いつも木の根元に供えられていた花の残骸。
乱が、ひっ、と短く声を上げた。
貴方「…!!」
そこでAは気付いた。
山姥切が審神者の元妻である、結の墓を掘り返そうとしていることに。
何が何だか分からず、Aは山姥切の後ろで立ち尽くしているしかなかった。
鶴丸「これは驚いた…本丸にも墓を掘り返そうとする奴がいたとはなぁ」
鶴丸『全くだ』
その様子を見ている鶴丸達は顔を引きつらせながら呟いた。
山姥切はひたすら叫びながら地面を掘る。
山姥切「あれは絶対に前の主だ！霊力だってあの人のものだった！間違えるはずがない！どれだけの間共に過ごしたと思っている！」
山姥切が何のことを言っているかはさっぱり分からない。
しかし、あまりの剣幕に堀川も山伏も山姥切のことを止めるのをやめてしまった。
やがて、シャベルに何か硬いものが当たる音が響く。
山姥切は周りの土を乱暴に退け、棺の上面を完全に土から掘り出した。
そして、震える手で顔のあたりに付いている小窓をゆっくりと開けた。
山姥切「…やっぱり…！」
シャベルを無理やり棺の蓋に当て、梃子の原理で棺をこじ開ける山姥切。
Aは覚悟を決めてその中身を覗いた。
刀剣男士達もAも、驚きの声を上げた。
中には、色褪せた数々の遺品や枯れ切った花、刀剣男士からの手紙。
しかし肝心の遺体だけが、どこにも無かったのである。
〜追記〜
課題
おわんない
ちぬ
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そると@受験生(プロフ) - いつの間に沢山のコメントありがとうございます！これからも頑張りますぞ〜(*｀･ω･) (2017年3月31日 18時) (
レス) id: 762ecccfb8 (このIDを非表示/違反報告)
あやとり猫(プロフ) - 初コメ失礼します!! シリーズを見つけて1章から飛んできました!!面白すぎて涙が出ました(勿論感動でも出ましたよ!!) 鶴さん…みかち…ジジィが尊いことはわかりました(( そして遅くなりましたが続編おめでとうございます!!更新ゆるりと楽しみにしております!!(*＾▽＾*) (2017年3月20日 1時) (レス) id: ace5edcb89 (このIDを非表示/違反報告)
霧月(プロフ) - 続編おめでとうございます！！鶴丸さぁあん！！！ついに....！ついに....！恋をした！！！！短編も楽しみにしとりますぞ！！！ (2017年3月19日 20時) (レス) id: d9abe7bbeb (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - やったいちこめだやっふぃ！！！！続編おめでとうございますありがとうございます、いつも楽しみにしてます！ (2017年3月19日 20時) (レス) id: 2ca1777b5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そると | 作者ホームページ：
作成日時：2017年3月18日 11時
