短編:三名槍のホラーナイト�� ページ15
大広間のテレビの前に集まる刀剣男士達。
午前零時。
テレビに流れているのは、「リ○グ」…あの有名なホラー映画のエンディングである。
刀剣男士達はエンディングを横目で見つつ、欠伸まじりにその場から去って行く。
獅子王「あー、怖かったなー！」
同田貫「んじゃ、そろそろ寝るか」
今日は夕餉が終わってから、納涼ということでホラー映画鑑賞会をしていた。
ホラーが苦手な短刀達は早々に寝に行ってしまったが、映画好きな者がほとんどのため、かなりの人数で鑑賞していた。なので怖さも半減である。
特にテレビから貞○が出てくるシーンなんて、一番怖いところのはずなのに全く怖くなかった。
髭切が「この子くらいなら斬れるね」と言い出したり、数珠丸と山伏と石切丸がひたすら念仏を唱え始めたり、終いには加州が「わ、超キレーなストレート！いいなー」なんて言い放つものだから、怖い訳がないのである。
しかし。
御手杵「なぁ、今日さ…た、たまには、電気付けたまま寝ないか？」
日本号「はぁ？いきなり何だ、お前？」
蜻蛉切「俺は明かりが付いたままだと寝付けないんだが…」
御手杵「眩しけりゃ布団被れば良いじゃん？な？」
蜻蛉切「いや、暑いだろう」
御手杵が異常にビビっているのである。
実のところ、御手杵は図体の割に精神年齢が低い。
することがいちいち子供っぽいという訳ではないのだが、短刀でも騙されないような手品にまんまと引っかかったり、エイプリルフールの嘘を本気で信じ込んだり、「赤ん坊の頃、コウノトリに運ばれた時ってどんな感じだった？」とAに聞いていたり…早い話、御手杵はピュアなのだ。
あまりのビビりっぷりを見たAはつい面白がって、御手杵をからかいに掛かる。
Aは後ろからそっと御手杵に近付いて、耳元で叫んだ。
貴方「わっ！」
御手杵「うぉぉぁああビックリしたぁっ!?」
大声を上げてひっくり返る御手杵に、燭台切は口元に人差し指を当てて声を掛ける。
燭台切「こらこら。もう寝てる子いるんだから、静かにね」
御手杵「…あーい…」
その一部始終を見ていた日本号は、映画の供に飲んでいた酒を一息に煽ると御手杵をからかうように言った。
〜追記〜
Twitterにて出てないキャラ達でアンケート取ったところ、三名槍が一位だったので三名槍メインの話です。
若干ホラー描写あるかもだけど多分そんな怖くない
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そると@受験生(プロフ) - いつの間に沢山のコメントありがとうございます！これからも頑張りますぞ〜(*｀･ω･) (2017年3月31日 18時) (
レス) id: 762ecccfb8 (このIDを非表示/違反報告)
あやとり猫(プロフ) - 初コメ失礼します!! シリーズを見つけて1章から飛んできました!!面白すぎて涙が出ました(勿論感動でも出ましたよ!!) 鶴さん…みかち…ジジィが尊いことはわかりました(( そして遅くなりましたが続編おめでとうございます!!更新ゆるりと楽しみにしております!!(*＾▽＾*) (2017年3月20日 1時) (レス) id: ace5edcb89 (このIDを非表示/違反報告)
霧月(プロフ) - 続編おめでとうございます！！鶴丸さぁあん！！！ついに....！ついに....！恋をした！！！！短編も楽しみにしとりますぞ！！！ (2017年3月19日 20時) (レス) id: d9abe7bbeb (このIDを非表示/違反報告)
ななし(プロフ) - やったいちこめだやっふぃ！！！！続編おめでとうございますありがとうございます、いつも楽しみにしてます！ (2017年3月19日 20時) (レス) id: 2ca1777b5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そると | 作者ホームページ：
作成日時：2017年3月18日 11時
