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寿「悪いA!色々あって帰れなくなっちまった!助けてくれ!」
刀剣男士を引き連れた寿はある日の夕方、汗だくでAの家にひょっこりとやって来た。
貴方「は?」
寿「とにかく来てくれ!マジヤベェんだって本当に!」
やりとりになんとなーくデジャヴを感じるが、仕方なくAは寿についていく事にする。
そして小走りで進みながら、今日のメンツ確認。
鶴丸『よっA。久しいな』
まず鶴丸。トレードマークの白髪はなく、黒髪ショートになっている。多分ヅラだろう。
燭台切『こんな再会の仕方って、なんだか格好つかないよね…まあ仕方ないけど』
燭台切の髪はそのままであるが、眼帯が医療用白色になっている。まあこの時代にあんな眼帯してちゃ悪目立ちするし。
大倶利『なんで俺がこんな事に巻き込まれないといけないんだ…』
大倶利伽羅は割とそのまんまである。言うこと無し。ただのインド系日本人。
そして伊達組の瞳は全て黒になっている。多分カラコン。相変わらず抜かり無い。
他にも一人いる。どこかで見たことがあるのだが…
寿「あそこなんだけど」
と、寿が遠くを指差す。
そこには、解体真っ只中の建物があった。三棟ほどあったであろうコンクリート製のそれは、吊るされた巨大な鉄球で派手に破壊されている。
貴方「あれが?」
寿「あれ、壊されてんじゃん」
貴方「だね」
寿「あの建物の間に、狭間…ワープゾーン的なの置いてきた」
貴方「ほう」
寿「狭間、瓦礫に埋もれた」
貴方「ほう」
寿「あそこ入れない」
貴方「ほう」
寿「帰れない」
貴方「ほう」
フクロウの如く相槌を打ち続けるA。
そしてしばらく首を横に傾け、正気に戻ったAは叫んだ。
貴方「…いやヤバくね!!?」
寿「そう!だからお前呼んだんだよ!それでどうすりゃ良いんだ!」
貴方「いや知らんし!こんなの止めれる訳ないじゃん!あいつは!あのドジは!?」
寿「電話繋がんねぇ!」
貴方「じゃあどうしようもないって!」
寿「無理なのか!?でもこのままじゃ俺達帰れね…」
と、寿のジーンズのポケットから音楽が流れ出した。
寿「悪い、電話だ…あ!師匠じゃん!」
助かったというような顔をして、寿は電話に出る。
寿「もしもし師匠!?すんませんちょっと…え?今?まだ平成でAと刀と一緒です。なんすか?…え?
……は?」
そしてその表情は、簡単に崩れていった。
〜追記〜
モブサイコとか言う沼にドボン
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りなほ@受験生(プロフ) - ありがとうございます(`・ω・´)私自身青江クラスタなのでそう言って頂けるとホントウレシィ… (2016年12月18日 0時) (レス) id: 762ecccfb8 (このIDを非表示/違反報告)
腐り始めた豆腐 - ↓青一江じゃないです。アオーエです。 (2016年12月17日 20時) (レス) id: 20ecaa2ed9 (このIDを非表示/違反報告)
腐り始めた豆腐 - もう……本当にこの小説大好きです(笑)寿も東も夢主も大好きだぁー!!東の本丸の青ー江が好きすぎる。更新楽しみにしてます! (2016年12月17日 20時) (レス) id: 20ecaa2ed9 (このIDを非表示/違反報告)
りなほ@多忙(プロフ) - この話は割と寿中心なのです( ˇωˇ )トラブルメーカーェ…グラサンは大爆笑でした (2016年11月1日 23時) (レス) id: 762ecccfb8 (このIDを非表示/違反報告)
白鶴(仮)@プリンは犠牲になったのだ - 寿…お馬鹿さんですか、お前は…… グラサンwwそういやそうだったwwwww (2016年10月31日 14時) (レス) id: 064ce5e387 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そると | 作者ホームページ:
作成日時:2016年9月19日 21時