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次の日の朝、四人は張り切って家を出ていった。
午前中に少し話をして、そのまま働かせて貰えるらしい。
だが工事現場となると、体を動かさなければならないため『ウィッグが取れたりしたら大変だ』と言い、ヘアピンを数え切れないほど鶴丸の髪に差し込む羽目になった。
ウィッグを髪に固定することは中々難しく、何度鶴丸の目にヘアピンを刺しかけたか分からない。
太鼓鐘『なーなーなーなー。俺、何してりゃ良いんだ?』
隣でAの服の裾を引っ張りながら、ふと太鼓鐘が言った。
他の四人が出稼ぎに行っている間太鼓鐘にはすることが無い。
貴方「さあねー…あ、そうだ。ちょっと端末貸して端末」
Aは太鼓鐘に携帯端末を要求し、電話帳の中から「師匠」と表示されている欄を軽くタップした。
現代とそう変わらないコール音が鳴る中で、太鼓鐘は尋ねる。
太鼓鐘『あー、お師匠さんのとこ?』
貴方「そうそう」
数秒待っているとコール音が途切れ、早速審神者の「いっ…たー…」という弱々しい声が耳に飛び込んできた。
貴方「もしもし?何やってんの」
審神者「…あ、もしもし?A?いやちょっと、電話出ようと思って縁側から落ちただけ…」
縁側歩いてたんだろうけど、携帯に出ようとして落ちるか普通?
ながらスマホだとかいう域に入る前に思いっ切り大事故である。
貴方「相変わらずほんと器用だね」
審神者「素敵な嫌味をありがとう。それで、何かあった?」
貴方「あー別に。ただの近況報告。一応今日から大人の四人働かすから」
審神者「なら良かった。ところでそれはAん家で、ってこと?」
貴方「いや、普通に工事現場的なとこ」
審神者「え!?早いね!?」
貴方「こっちにもお財布事情があるから」
審神者「あぁそっか。そうだよね。寿は立ち直れた?」
貴方「寿?あれもうすっかり元気だけど?完全に復活していつものテンション」
太鼓鐘『…』
Aがそう言った途端、太鼓鐘の太い眉がぴくりと動いた。
それに気付かないまま、Aは淡々と話す。
貴方「いやもう至って普通。こないだまでめっちゃ凹んでたのに。あのタフさ羨ましいくらい」
そして太鼓鐘は我慢が効かなくなったようにAから端末を奪い取ると、勝手に審神者と話し始めた。
〜追記〜
殿堂入り感謝です⊂( ˆoˆ )⊃
イエスカネヒラァァァァァ!!!!!
成績いとやばしって感じなので更新かなーり遅れますぞ〜大丈夫ですまだ生きてますぞ〜
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りなほ@受験生(プロフ) - ありがとうございます(`・ω・´)私自身青江クラスタなのでそう言って頂けるとホントウレシィ… (2016年12月18日 0時) (レス) id: 762ecccfb8 (このIDを非表示/違反報告)
腐り始めた豆腐 - ↓青一江じゃないです。アオーエです。 (2016年12月17日 20時) (レス) id: 20ecaa2ed9 (このIDを非表示/違反報告)
腐り始めた豆腐 - もう……本当にこの小説大好きです(笑)寿も東も夢主も大好きだぁー!!東の本丸の青ー江が好きすぎる。更新楽しみにしてます! (2016年12月17日 20時) (レス) id: 20ecaa2ed9 (このIDを非表示/違反報告)
りなほ@多忙(プロフ) - この話は割と寿中心なのです( ˇωˇ )トラブルメーカーェ…グラサンは大爆笑でした (2016年11月1日 23時) (レス) id: 762ecccfb8 (このIDを非表示/違反報告)
白鶴(仮)@プリンは犠牲になったのだ - 寿…お馬鹿さんですか、お前は…… グラサンwwそういやそうだったwwwww (2016年10月31日 14時) (レス) id: 064ce5e387 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そると | 作者ホームページ:
作成日時:2016年9月19日 21時