短編:やらしいお兄さん達のお戯れ。 ページ21
歩いてくるAはまだこちらに気付いていないようで、手に持った裁縫道具をころころと弄んでいる。
そういえば、鞘の端がほつれてきたと言っていた。それを直すつもりなのだろう。
針…これはまた良い刺激が貰えるんじゃないか。
そう思った亀甲は、Aの方に向かって踏み出したのだが。
貴方「うおあっ!?」
突然すぐそこの部屋からジャージ姿の青江が飛び出して来た。
青江はAと接触しそうになり、そのままの勢いなのかわざとなのか、Aの両肩を掴んで言った。
青江「っ…と。手元ばかり見ていたら転んじゃうよ。危ない危ない」
貴方「余計なお世話だし。ってかそっちじゃん飛び出ししたのは…」
ぶつくさと小言を言いながら去ろうとするAだが、青江は両手を肩から離さない。
それどころかAの髪を指ですくい上げ、何やら呟き始める。
青江「ふふ。君のって意外と、かたくて、ふとくて、黒いよねぇ…髪のことだよ?」
完全にセクハラである。
Aは一瞬動きを止めたかと思うと、裁縫道具を廊下に起き、青江の腕を掴んで裸足のまま縁側から庭に出た。
おやおや積極的だね、と言いつつ、青江はそのまま引きずられて行く。
そして池の側でAは足を止め、青江の腕を砲丸投げの如く遠心力の作用で放った。
バシャーン!という音と共に、池へ吸い込まれていく青江。
貴方「やかましいわ!触んな変態が!」
青江に投げかけられた言葉にも関わらず、こちらまでもがゾクゾクする罵倒っぷり。最高だ。自分にも向けて貰えないだろうか。
Aは足に付いた砂を軽く落とすと、縁側に放置されていた裁縫道具を拾い上げ、亀甲の隣を通って歩いて行った。
一方池から這い上がろうとしている青江は、咳き込みながらも顔にはいつもの笑みと藻を貼りつけていた。
亀甲「…」
その様子を見た亀甲は、無意識のうちに青江の方へ向かっていった。
〜追記〜
テストやばいですぞテスト
キッコーマン、うちでは未実装なのでキャラの若干の違いはお許しを。
あと地味ーにこの話長くなりそうな気がする…本編挟んで分けようかねぇ。
あ、ちょっと審神者と寿のプロフィール追加しました。
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りなほ@受験生(プロフ) - ありがとうございます(`・ω・´)私自身青江クラスタなのでそう言って頂けるとホントウレシィ… (2016年12月18日 0時) (レス) id: 762ecccfb8 (このIDを非表示/違反報告)
腐り始めた豆腐 - ↓青一江じゃないです。アオーエです。 (2016年12月17日 20時) (レス) id: 20ecaa2ed9 (このIDを非表示/違反報告)
腐り始めた豆腐 - もう……本当にこの小説大好きです(笑)寿も東も夢主も大好きだぁー!!東の本丸の青ー江が好きすぎる。更新楽しみにしてます! (2016年12月17日 20時) (レス) id: 20ecaa2ed9 (このIDを非表示/違反報告)
りなほ@多忙(プロフ) - この話は割と寿中心なのです( ˇωˇ )トラブルメーカーェ…グラサンは大爆笑でした (2016年11月1日 23時) (レス) id: 762ecccfb8 (このIDを非表示/違反報告)
白鶴(仮)@プリンは犠牲になったのだ - 寿…お馬鹿さんですか、お前は…… グラサンwwそういやそうだったwwwww (2016年10月31日 14時) (レス) id: 064ce5e387 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そると | 作者ホームページ:
作成日時:2016年9月19日 21時