頑張れ雨ちゃん【派生作品】

優しい苦労人 ページ2

少女はまだボーッとしている。
動いて勇者パーティーを探せお前一応勇者パーティーのメンバーだろ。
そう誰かがツッコんだとしても少女は動かない。
そんなバカの少女を放っておけなかったのか誰かが少女に声をかけた。

「…お、おい貴様。こんな所で何をしている。」

声をかけられて少女はゆっくり後ろを振りかえった。
声をかけてくれた人はメリケンサックの黒いグローブに群青のスカーフで口許を覆っていて服はどうやらアシサンの物…を着ている少し老け顔のイケメンだった。

「………迷子になってしまったのでボーッとしてます。」

眠たそうに欠伸をしながらそう話す少女に声をかけた青年は溜息をついた。

「はぁ…一緒にいた奴らはどんな見た目だ？」

どうやら一緒に勇者パーティーメンバーを探してくれるらしい。優しすぎるだろこの青年。

「……金髪の男性と、2人目は赤毛と青い目が特徴的な女性、あと…すごい細身のイケメンです。多分3人一緒です。」

その後色々喋ってしばらく一緒に行動してくれる事になった。
魔物が現れても何も動かない少女を青年は守ってくれていた。
食べ物を持っていない少女に食べ物を与えてくれた。
青年はすごく優しかった。

「…あ、ここ知ってる場所だ。…あの、ここからは私１人でも大丈夫です。」

急に少女がそんな事を言い出して青年とわかれることになった。
そこでようやく少女は自己紹介をしていないことに気がついた。

「あっ、私は蜩雨です。今までありがとうございました。今度お会いできたら何かお礼をさせていただきますね。」

そう言って少女は青年とわかれたのだがすぐに迷子になってしまった。
ただ青年がくれた食料のおかげでお腹を空かせて餓死する心配は無さそうだ。






後から少女が知った事なのだが、少女に声をかけてくれた青年は魔王軍の人だったらしい。
少女は今度ロストさん達に内緒で魔王城にお礼を言いに行ってみようかなと思っている。


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ザリエルさんをお借りさせていただきました！
語彙力皆無で文才も無いので意味のわからない話になっていると思いますすいません…。

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