少年期57 ページ28
名前は必死に走った。
自らの育った家は、木ノ葉からは程遠い。
だが口寄せをして忍獣を出すほどの距離でもない。
『我愛羅のチャクラと、一尾のチャクラが不規則に入り混じってる。。。近くにいるのは、ナルトとシカマル？
あと微弱なチャクラ、、、誰？』
微弱すぎて感知しきれない誰か。
とにかく急がなければ。
名前はあんと書かれた門が見えたその瞬間、瞬身した。
愛おしい人のチャクラを辿って瞬身した先、
そこは病院の一室の前だった。
「オレはオレ以外の全ての人間を殺すために存在している」
「自分の為だけに戦い 自分だけを愛して生きる
他人は全てそれを感じさせてくれるために存在している、生きている喜びを実感させてくれる殺すべき他者が存在し続ける限り、、、」
「オレの存在は消えない」
ドアノブにかけていた手の力が少し緩む。
ああ、私は我愛羅の支えになれていないのか、
ああ、私は我愛羅に愛されていないのか、
「さあ、感じさせてくれ」
一尾のチャクラが強くなる。
意を決してドアを開ける。
『我愛羅』
我愛羅「！、、、名前、、、」
ナルトとシカマルを捉えようとしていた砂はピタリと動きを止める。
「そこまでだ！」
振り返ると、そこにはゲジゲジの眉毛に整えられた髪型。
『ガイさん』
ガイ「本戦は明日だ、そう焦る必要もないだろう」
我愛羅「くっ、、」
我愛羅が頭を押さえる。
咄嗟に駆け寄ろうとした。
バッ
それは我愛羅自身の手。
拒絶の意。
『我愛羅、、、？』
我愛羅「今は、近づくな」
その眼は、初めて会った時に向けられたものに酷似していた。
出て行く我愛羅をその場にいた全員が身動き１つも取らずに見ていた。
ガイ「名前、丁度良かった。
お前を探していたんだ、紅がお前の力を借りたがっている」
はじめて拒否された訳でもないのに、自分でも驚くほど我愛羅に拒絶されたのがショックで仕方がなかった。
でも、それでも私は彼を
『わかった、今行きます』
恐怖と驚きが入り混じっているナルトとシカマルを置いて病室を後にした。
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歌燐 - 気長に更新まっています！！ (2016年11月5日 14時) (
レス) id: fd7a16f681 (このIDを非表示/違反報告)
霊夢 - 続きまってました！ (2016年9月2日 21時) (レス) id: fd7a16f681 (このIDを非表示/違反報告)
霊夢 - 頑張ってください！応援してます！ (2016年8月11日 15時) (レス) id: fd7a16f681 (このIDを非表示/違反報告)
ナガキ - 続きお待ちしてました！ (2016年7月24日 19時) (レス) id: 9ef7033b0f (このIDを非表示/違反報告)
藤北?(プロフ) - また書いてくれて嬉しいです！続き。すごく楽しみにしています！！なので最後まで書き続けて下さい！お仕事の方も頑張ってください！！ (2016年7月17日 10時) (レス) id: 3161a8b10f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あめ | 作成日時：2015年11月11日 23時
