〈オリジナル〉殺し屋系グループでドSな相棒が出来たのですが。

作戦会議 ページ29

7月20日(金)

転入初日ではあるのだが。
今日は仕方なく、休みを取って例の依頼を行うことになった。

今日からの私の朝食作りも順調で、今日は軽く、ご飯とお味噌汁と卵焼きを作った。
真夏さんは昨日同様意外だと言って食べていた。

『よっし。』

そして、制服のネクタイを締める。
仕事だろうがプライベートだろうが、この制服は着ておけと透さんが言っていた。
それから、生徒手帳も。

コンコン、と扉をノックされて咄嗟に返事をした。


「準備、出来たか」

『うん、バッチリだよ。あ、けど…銃ってこれでいいのかな？政府から配られた一般のやつだけど…。』

「使えない銃なんてないだろ。持たせてるってことは使うことを了承してる。まぁ、土日にでも新しく買いに行くか」


淡々としているが、昨日のことがあってから少しずつ距離が縮まった気がする。
ほんの少しずつ、ゆっくりだけど。


『そうだね。それで…その潜入先ってどこにあるの？』

「……街中。それもかなり人が多いところだ。だから迂闊に手出しができない」

『じゃあ、潜入して何をすればいいの？』

「データを奪う。このメモリにコピーする」


と、出したメモリはかなり小さいものだ。
そのデータが何なのか気になるが…この組織に所属している以上、ある程度は把握できるだろう。…たぶん。


『それじゃ早速…って、ゆづ？』


携帯を怪訝な面持ちで見つめるゆづ。
かなり機嫌の悪いオーラが漂っている。

「……あのインチキクソ野郎…」

『ゆづ、落ち着いて…！？』

「うるせぇ」


携帯を閉じた彼は、ため息をついてから玄関へ向かった。
結局あの発言の意味は理解できないが……それは恐らく、すぐに理解できることだろう。



＿＿＿＿＿＿


蜜葉結弦今回の作戦の件ですが運びを頼めますか


-了解


-危険なお仕事だけに依頼料奮発してくれるよなd(^_^o









(相変わらずうっぜぇ趣味してやがるな＿＿＿＿＿戸岳さん)


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連絡 (画像のサイズ修正 終わりました)

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