【呪術廻戦】腐女子にその仕打ちは辛すぎる

プロローグ ページ1

夢主side

素晴らしき我が国日本には、誇るべき文化がある。
…そう、同人誌である。

何を隠そう、私、如月Aも立派な腐女子の一人。
現在は呪術廻戦の五条悟と虎杖悠仁が恋に落ちる同人誌を描いていた…………



はずなのだ。
だけど、ここはどこだろうか。どう考えたって今さっきまでいた自分の部屋ではない。
さんさんと降り注ぐ太陽。カラフルな店。
ロリータ服を着こなす女の子達。
路地裏にいる目玉がいっぱいついている、どう見たって人間じゃない怪物………………

『待っっっっっっっって。聞いてない聞いてない！ヤダなんで私めがけて走ってくるの無理助けて殺される！！！！』

流石に現実世界に怪物がいるなんて思うほど厨ニ病でもメルヘン脳でもない。原宿のオブジェか何かだと思ったのだ。次の同人誌のネタに出来るかも…なんて呑気に近付いた私が悪いのは認めるけど！！！！

『こんな所で死ぬなんて嫌だ！！っていうか何これ！まんま呪術廻戦に出てくる呪霊じゃん！無理助けて！』

必死に走っているのに目玉の怪物との距離はどんどん縮まってくる。もう無理だと思った瞬間

「ちょっと我慢してねー？」

何処かで聞いたことのある声と共に、私の体は宙に浮いた

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