5【黒】 ページ15
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「別に誰とも付き合うてなかった、で終わる話やろ？
もしアレやったら連絡くるやろ」
「それが、私ケータイがあらへんねん。
混乱の中でどっかいってもうたみたいで」
「それは、あかんな」
「やから、そっちに連絡とかしてたら、私今無視してんねん」
「この業界やったら、分かりそうなもんやけど…
でもな」
言いかけた俺の言葉に、被せてAが吠えた。
「せやねん！！
私が誰かに、交際宣言したり噂になるほど、ベタベタしたり、匂わせたりなんか絶対せえへん気がすんねん！！！
てか、私はしたないねん！！
なら空白期間の私も、そうやと思うててん！！！！！」
「まあ、覚えてへんのやし、今は仕事に集中せえ。」
「うん…、」
しょぼしょぼするAが、可愛い。
どーせこの子のことや、
早とちりとか、勘違いとかやろう。
誰かと付き合うてたなんて、聞いたこともないし。
覚えてないけど、そんなん三人して俺らが言うたんは多分『誰かの彼女』のAなんてあり得へんからやし。
「誰に特別愛されなくても、平気やねん私。
私には、ファンの人らが居って、事務所の人が居って、最高のメンバーが居んねん。
やからええねん。
こうやって生きていけって、神様に言われて生まれてきてん。」
こんなん言うてたのは空白期間やったか、いつやったか。
何となく、俺らとしても『男なんか必要とせん、強いAで居って欲しい』っていう気持ちも、なきにしもあらず。
とにかく、よかった。
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ゆうみ(プロフ) - みきさん» みきさん、コメントありがとうございます。ラストまでもう少し、お付き合いください！ (2020年1月20日 11時) (
レス) id: 23afaa0b1c (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 更新ありがとうございます！まさか…章ちゃんではない可能性が…？！ハラハラドキドキしながら続きを楽しみにしています。 (2020年1月19日 5時) (レス) id: d5b4f7ed9e (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 初めまして。どの作品も読ませて頂いてます。まさかお相手が章ちゃんだったとは(*/∀＼*) 章ちゃん大好きなので嬉しいです！記憶も戻ってハッピーエンドになりますように。このお話の一話からもう一度読み返します！ (2020年1月8日 19時) (レス) id: d5b4f7ed9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうみ | 作成日時：2019年9月27日 5時
