4【黒】 ページ14
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Aはあっと言う間に元の生活に戻った。
逆に昏睡を逆手に取り、ニュースを振り返ったり、当てたりするような番組も決まったりした。
本人もめっちゃネタにしだしたりするから、タブー感も完全に霧散。
ちょっと美化しとったけど、そういえば、こいつはこんな感じやったわ。
サービス精神旺盛でちゃきちゃきしてて、うるさくて。
『私、２年も口動かしてないねんで？
取り戻さなあかんやろ？』
正直、転落前からマシンガンやったし、これ以上どうしゃべるっていうんや。
元気で面倒くさくて、それがほんまに嬉しかった。
「よかーまさーん」
「なんや」
「てかさ、なんであんなこと言うたん？
ほんまあり得へんわあ。」
「何のこと」
二人の仕事なんか元々あんまりなかったし、
二人きりの楽屋が嬉しかった。
Aは不満そうな顔で何か噛み付いてきた。
何のことやら、見当も付かへんので聞き返す。
「もしかして、覚えてないとかないよね」
「は？」
「ほら！この間、よかーまさんとりょーちゃんと、すばるくんと飲み行ったやろ？ そんとき…」
「何？！覚えてない！」
「えええ！！！！もう！！！」
「何か言うてたん俺」
「俺言うか…三人ともやで！
お前、記憶あらへんかもしれへんけど、俺と付き合うてたんやでー！って！！！！！」
「ほんまに？」
「ほんまや言うとるやがな！！！！！」
「ええ……すまんな」
「謝った等ええ話とちゃうで。てかさ、」
「ん？」
「私、誰かと付き合うてたんかな」
妙にキリッとした顔で遠くを見るA。
「は」
「いや、よかーまさんは知らん人かも分かれへんねやけど、」
「………いや…特に思い当たることは」
「せやんな………いや私も思うてんねん、自分の性格的に、5年前の24時間とかの後の、大事な時期に誰かと、付き合うたり、せえへんよな…て。」
「うん、やっぱ考えづらいわ。A、真面目やし。
そういう話は、俺らにせえへんていうのはあるけど、多分、何か有ったら誰かにくらい言いそうていうのもあるし」
「どないしよ」
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ゆうみ(プロフ) - みきさん» みきさん、コメントありがとうございます。ラストまでもう少し、お付き合いください！ (2020年1月20日 11時) (
レス) id: 23afaa0b1c (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 更新ありがとうございます！まさか…章ちゃんではない可能性が…？！ハラハラドキドキしながら続きを楽しみにしています。 (2020年1月19日 5時) (レス) id: d5b4f7ed9e (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 初めまして。どの作品も読ませて頂いてます。まさかお相手が章ちゃんだったとは(*/∀＼*) 章ちゃん大好きなので嬉しいです！記憶も戻ってハッピーエンドになりますように。このお話の一話からもう一度読み返します！ (2020年1月8日 19時) (レス) id: d5b4f7ed9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうみ | 作成日時：2019年9月27日 5時
