【2】宮野さん(女)はえいとです【暴露編】 (ページ29)

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⑰生きることはリアルページ29

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「行けんかったけど、どうやった？」

「由実子目立ってた笑」

「やろね笑」

「私、叔母さんになんねやね…」

「うん。まあ、孫もできたし、やから、その、Aは、したいように、すればええから。」

「え？」

「母さん、今は応援しとるけど、最初はほら、あれやったやん。
で結構、孫の顔見たがってたから。
でもこれで孫も出来たし、Aは何も心配せんでええから、東京で頑張れ、っちゅー話や。」

初耳だ。
私には言わなかった、母の本音が、痛かった。

母は最初、私のデビューに物凄く反対していた。

兄がオーディションを受けたのも、当時自分をかなり過剰評価していた兄自身(当時14歳)が、勝手に応募したからで、なんで私が同行したかと言えば、母にはナイショだったからだった。

私がジャニーさんに声を掛けてもらって受かってしまった時は、事務所に入るということを、母も私も、何か習い事をやるくらいに思うて重大に考えてなかった。

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