�Ю屬気鵑猟彰供收屐� ページ13
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赤Side
物凄い勢いで出てきたうちの爆弾と、廊下でぶつかった。
「…うわ！ごめんなさいッ！
…………あ、すばる君か………ごめんな！痛ない？
あー、私えっと水買いに出てきてん！
他の人とちゃうくて良かったわ！じゃ！」
「いやいやいや、ちょっと待ちいな」
かたかたと揺れる目線。
先に行きかける腕を掴んで止めると、相当何か焦ってんのか、すぐに、え？何？と聞き返してくる。
いや、何か聞きたいんは、俺の方やろ。
いつもの格好つけた優等生はどこ行った？
目ぇ泳いどるし、顔赤いし、何も持ってへんし。
「どしたん？何かあったん？」
「何もないよ。うん、何もない。」
そう言ってみせたけど俺には分かる。
嘘ついてるわ宮野A。
「……あのお、その、今の自分の状況？をミナに指摘されてんな。
それをおーくらさんに相談しようとしてん。
そしたら上手く伝わらんくて、それでうわ〜ってパニクって、そんで逃げてきた…って感じなの」
……は？
「何を？」
「いや…だから、その、あの、あ！あれや！
もっと大人になりいやって話！
いつまでも20代で居られる訳ちゃうし、演技にも役立つやろ？な？
なんか恥ずかしくなってもうてん！
そう！それ！！」
そこまでを一息で話すとうちの核弾頭は、ふらふらと素早く俺から離れていった。
……は？(2回目)
大人になりい、って、みやは充分大人やろ。
あんな小さい頃から大っきい仕事して、誰より真面目でちゃんとしてて…。
…大人って、何？
あれ、大人になることと芝居が、何の関係があんねやろ？
精神論、ちゃうよな。
………まさか、え？
まさかのアレか？
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作者名：ゆうみ | 作成日時：2019年3月11日 16時
