【5】宮野さん(女)はえいとです【唐突編】 (ページ9)

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「分かったわー」

事の重大さに反して、ゆるーく出ていく大倉。

宮「……どういうこと？」

横「俺らもさっき聞いててん。
で、問い正してる所に、みや来てしもうてん………な？」

錦「…うん。」

宮「アレ、本気……？」

渋「多分、本気……」

村「ごめん、一応やねんけど、アレと、そういうこととかはないよな？」

宮「無いよ。誰とも無いよ。信ちゃんたちが一番分かるやろ」

丸「どうする、アレ……」

宮「どうするか、アレ……」

安「とりあえず、もう一回、聞いてみる？」

宮「あのさ、もうちょっと、説明してもらってもええかな？」

大「あんな、引退の話出た時にな、その、Aちゃん幸せにする人居らへんねやったら、俺じゃだめかなって思ってん。
いや確かに、彼女とちゃうし、そんな何かがあった訳とちゃうけど。
でも今言わへんくて後悔するくらいやったら、聞いときたいって思うて。
恋人は無理でも、家族やったらどうかなって。
やから、言うたの。

俺選んでも、悪ないと思うねん。
いや突然なんは重々承知してるけど、Aのええとこだけやなくて、悪いとこも全部分かってるし。
これから見つけて説明して分かり合って、って長いやん。
俺なら全部超えてるやん。」

みやは困惑と書かれた顔で、俺やすばるの方を見る。

分かるわその気持ち。

ここに居る全員が今「どうしよう」という感情で団結している。

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